作品一覧
その他
オンガク
そらには夜が満ちて 星が瞬く しっこくの 森には 何かが蠢く 照らす月明かりには 誰の影も映らない 連想 恐怖 足音だけが響く 縺れた 足取り 自分の息遣いしか聞こえない 息を潜めて 恐怖に耐えた 涙だけは 溢れて止まらない 雲が空を覆い始めて 長い夜に取り込まれた...
Nothing.
遠くで聞こえた声が 断末魔に聞こえた たしかに笑い声だったのに、 あれは誰を嘲う声? それとも最期の空笑いかな? 空を舞うカラスがやけに五月蝿い 嗚呼、嗚呼、唯の追悼か やってらんないと空を見上げた 灰色の雲が圧し掛かってる 黄色い声が上がる...
カラス