作品一覧
その他
オンガク
「私めの最後のお願いをきいてはいただけないでしょうか」 「なんだい」 「私の首をはずして、あの棚の上において断線していただきたいのです」 「いくら君が機械だからって、そんなことをしたら死んでしまうよ」 「愛し合ったもの同士だったのですから、最後のお願いくらい聞いてよ」 * 棚の上には金色の髪がたな...
last-chat
ねぇ、パパ。 私は不器用だけど怒らないで。 これでも精一杯なの。 やる気が無いわけじゃないの。 私が包丁で指を深く切った時、 可哀相と言いながらも、 私を責める辛辣な言葉をたくさん並べたわ。 私は精一杯なの。 精一杯頑張っているの。 ねぇ、パパ。...
ねぇ、パパ。