タグ「初音ミク」のついた投稿作品一覧(11)
-
閉じた窓から見る 空の色青色
0と1の世界 君と別の場所
あぁ、どうして届かない 君の笑顔 近いのに
あぁ、どうして聞こえない 君を想い叫ぶ
I want you この思い張り裂けそう I need you 今すぐに逢いたい
I want you 少しでも触れ合いたい I need you 抱きしめ...Feelings come true
-
「久しぶりだな」
任されていた仕事を終わらせ、俺はケイからの電話を、来栖に言われたとおりに躱しながら、晴れ渡った空の下、俺は墓標の前にいた。
名を――藤田沙希。俺が奏者として舞台に立てるまでに昇らせてくれた、最初にして最後の相棒だ。
俺がもっとしっかりとしていれば、と思い返すこともある。彼女が亡くな...夢の現実へ ~最終話~
-
夢の現実へ ~第8話~
「…………それで、失敗しちゃって怒られちゃいました。色々な講師の方がいらっしゃって、皆さん言うことが違うので、えと、ミ――じゃなくて、私はちょっと戸惑ってしまったせいです。反省、と」
うぅ……なかなか慣れないです…………
ちょっとしたメールでも打つのに十数分を要してしまってい...夢の現実へ ~第8話~
-
夢を諦め 外と隔離し 今を認めず 否定して
空いた隙間を 埋めるようにね 暗い自室に 籠るの
喚き散らして 八つ当たりして 無駄と叫んで 逃げるの
君の奥底 想いがあるの 気付いてほしい
目の前が 暗くても あきらめちゃだめ 本気で好きでしょ
言い訳ばかり 逃げてばかりで 嘘で 自分 誤魔化して
易...Hard yell
-
夢の現実へ ~第7話~
ミクと暮らす時間も早1ヵ月が経ち……
予想以上の成長を見せているミクに、技術面では創詩の手ごたえに確かなものを感じさせていた。
後は細かい調整と誰とペアを組んでもこの実力が発揮できるように施していくだけだ。
午前中のレッスンを終え、さてこれからどうしたものかと考えながらの昼食...夢の現実へ ~7話~
-
夢の現実へ ~第6話~
「よし。休憩にしようか」
「はい! ありがとうございました!」
俺たちはいつもどおり音域の調律をし、すべてにおいて4時間の――人によっては調教というが――レッスンを終えた。
音域の調節においては機械的にデータでの調整になるのだが、歌の技術はミク本人が自立的に手に入れていく方式...夢の現実へ ~6話~
-
夢の現実へ ~第5話~
思いのほかおいしいミクの料理に思わず「うまい!」と舌鼓を打つ俺に、ミクは「よかったです」と胸をなでおろす。
「味が薄口過ぎるかなって心配だったんですけど、よろこんでくださってなによりです」
「確かに栗原所長仕込みとなると、薄味になるからな。俺は好みだけど」
「私もです。一度コ...夢の現実へ ~5話~
-
夢の現実へ ~第4話~
結論から言おう。
ヤ●ハ研究所が社運をかけてまで生み出したVOCALOID初音ミクは――
「ありえんな……」
「すみません……………………」
――音痴だった。それもいい感じなぐらいの外し加減だ。最初の歌がまるで幻のように、それはもう音痴だった。思わずギャグ漫画みたいに、ずるっ...夢の現実へ ~第4話~
-
夢の現実へ ~第3話~
なんやかんや言って仕事を引き受ける覚悟を決めた俺は、早速ミクの実力を知るために立ち上がる。
「よし。じゃあ決まったことだし、早速実力の程を見せてもらおうかな?」
「は、はい。え? でも創詩さん、お食事をおとりになってないのでは?」
「あぁ、それならコレで大丈夫」
言って俺は困...夢の現実へ ~3話~
-
●夢の現実へ ~第2話~
さて、それじゃあ人生を少し振り返ってみようか。
昨日、俺はいつも通りヤ●ハ音楽研究所にて仕事をもらい、結果としては万事成功を収めてきた。
帰り際に引き続きの仕事として栗原所長から仕事を依頼され、俺はいつも通りに承諾。
仕事内容としては、いつも行っているうちの1つ。《機器の調...夢の現実へ ~2話~
-
●夢の現実へ ~第1話~
果たしてこれは夢か現か。
「んじゃ、とりあえずは音域の調節からいくぞ」
「はい! 今度こそ絶対にこなしてみせます!」
言いながら鍵盤へと向けていた視線を正面に送る。
視界に映るのは綺麗なエメラルド色の髪を左右に結わえて流し、髪と同色の瞳と15歳然とした幼い顔...夢の現実へ