小説をうpさせていただいてるただのレン廃です
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続かないなんて知っていた
これはきっと
禁忌を犯した罰なのだろうか
秘蜜~黒の誓い~最終話【貴女のために】
嫌な予感が止まらず私は家に戻った
最愛の彼女に、何かあったのかもしれない
「虫の知らせ」というやつだ
森の奥から全力疾走で戻って行く
早く
早く彼女のもとに...秘蜜~黒の誓い~最終話【貴女のために】
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幸せは永遠には続かないこと、私にはちゃんとわかってた
でも、永遠に手放したくないものはできてしまった
手放したくないと思うこと
それさえも罪と唱えるのでしょうか
秘蜜~黒の誓い~ 第八話【裁きの矢に撃たれるのは…】
次の日の朝
レンはまたどこかに出かけていた
でも、私は探りをいれることはしなかった
...秘蜜~黒の誓い~ 第八話【裁きの矢に撃たれるのは…】
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禁忌を犯した哀れな堕天使
聖なる誓いから逃げ出した漆黒の少女
二人の出会いは偶然か、或いは必然の理か
知る術などありはしない
秘蜜~黒の誓い~ 第七話【幸せの向こうに待つものは】
小鳥が囀り森が鳴く
私は朝日が昇ると同時に目を覚めた
式場から逃げ出してから二日はたっただろうか
私はまだレンと共にこの...秘蜜~黒の誓い 第七話【幸せのむこうに待つものは】
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全てを捨てた
それでも構わないと思った
彼のそばにいられるのなら…
秘蜜~黒の誓い~第六話【墜ちた先には何がある?】
結婚式から逃げ出した
走って走って
ついた先は森の奥の小さな家だった
もうあたりは真っ暗。夜になってしまったのだ
“レン”そう名乗った少年に
私は恋をした...秘蜜~黒の誓い~ 第六話【墜ちた先には何がある?】
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揺れてはいけない私の心は
ある少年によって
激しく揺さぶられてしまうのだ…
秘蜜~黒の誓い~ 第五話【哀れな少女と不思議な少年】
「はぁ…」
私は思わずため息をもらした
理由は言うまでもない。昨日のことだ
あの場では納得した…というよりさせられたけど
今考え直してみるとどうも納得できない
リンの言葉...秘蜜~黒の誓い~ 第五話【哀れな少女と不思議な少年】
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天使の子供は私の前から消え去ってしまった
胸騒ぎを隠せないまま
私はこの日を迎えた
秘蜜~黒の誓い~ 第四話【花嫁の選択】
リンが私の前から消えて3日がたった
私は心配だった
天使なのだから、どんな消え方をしても不思議ではないだろう
だが、私の目の前から消えて、残された羽が10分ほどしてから
白く輝...秘蜜~黒の誓い~ 第四話【花嫁の選択】
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いつの間にか走り出していた
雨の音とあの人間の冷徹な言葉が頭の中で駆け巡る中
私は覚悟を決めた
秘蜜~黒の誓い~第三話【天使の堕ちる時】
この広い屋敷を走り回り、やっとミクのいる部屋にたどりついた
「ミク!」
「…リン!?どうしたの?ずぶぬれじゃない!」
「あ…雨降ってから」
ミクの優しい微笑みと、...秘蜜~黒の誓い~ 第三話【天使の堕ちる時】
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もう戻れなかった
リンの胸はミクでいっぱいだった
その心があと数分で砕け散ってしまうとは知らず…
秘蜜~黒の誓い~ 第二話【偽りの愛】
「…え?」
ミクの一言にリンは頭を撃ち抜かれたような衝撃を受けた
その一言とは
―私、結婚するんだ―
リンは信じられなかった。信じたくなかった
たった今目の前にいる...秘蜜~黒の誓い~ 第二話【偽りの愛】
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出会ってはいけなかったのかもしれない
夕暮れの淡い光の中での出会いは
禁忌を呼び寄せた…
秘蜜~黒の誓い~
第一話【夕暮れの出会い】
「ったく…乱暴なんだから」
背中に淡く光る白い翼をもった少女は呟いた
彼女は世にいう―天使―
人間界の秩序を乱す悪魔を祓うのが仕事だ。
「まぁ、これくらいの傷ですんだ...秘蜜~黒の誓い~ 第一話【夕暮れの出会い】