hikke

MONSTER
手に入れた沢山の傷跡を連れて
霞んでく目の前に浮かぶシルエット
気付かない振りをした白い旗の在り処は
錆び果ててしまった弱い武器だけ両手に
力の限り振りかざしていたあの頃のまま
芽生えては枯れてゆくあの美しい願いも　
いつか見た蛍のように儚い輝き
そうさ！既に決まってるはずの覚悟は
...

街は静まりかえって何も応えてはくれない
僕は冷えきった君の頬に手を当てて
何も掛ける言葉さえ今は見つからないまま
走る光速道路アクセル踏み込んで
真っ白な想いを　真っ白なその手を
離したくはなくて「さよなら」を言ってよ
重なる雪の鳴に　交わった蒼い炎と
イタズラにただただ　凍りついた笑顔まで
曇る窓...

あなたのおねぇちゃんはね　まだ小さなあんよで歩いてる
あなたのおねぇちゃんはね　指をおしゃぶりチュッチュ
ねんねの合図
あなたのおねぇちゃんはね　甘えん坊で泣き虫だけど
産まれてくる前に　言っておきたいことがあるの
パパはね、立派な大人じゃないけど
誰にも負けない笑顔贈るよ
あなたが産まれてくるには...

弾けては消えてゆく　シャボン玉の様に
僕らは想像を膨らまし続けて
イチ、二の、サンで　あなたのもとへ渡ったら
そうね、このまま包み込んでしまおう！
「ねぇ、こっちへおいでよ　秘密の話をしようよ
　今から言うことは誰にも言っちゃ駄目だよ
　実はさ、あのね」
I might be your knight...

いつからか僕らは　飾ってる言葉を振り撒いて
毛先の割れている　歯ブラシのような記憶
踏み出した一歩　描かれる明日は今でも
「僕は歌っているよ。」　遠いオールドワールド
数えても数え切れないほどに　抱いた思いは星の数を超えるの
この歌が君のもと渡ったら　もう一度　もう一度だけ・・・
36度目の乾いた冬...

街はイルミネーション　
一粒一粒の光のドロップに　降り注ぐ涙
過ぎてゆく時に　黙り込む二人は
僅かに繋がった　色褪せた赤い糸
　
あぁ…　ただ想ってるの
あぁ…　まだ好きなのに
降り始めた雪が　街を白く染めたら
Ring dong Ring dong あなたへの想い
さよならは言わないで　また明日逢...