街は静まりかえって何も応えてはくれない
僕は冷えきった君の頬に手を当てて
何も掛ける言葉さえ今は見つからないまま
走る光速道路アクセル踏み込んで

真っ白な想いを 真っ白なその手を
離したくはなくて「さよなら」を言ってよ
重なる雪の鳴に 交わった蒼い炎と
イタズラにただただ 凍りついた笑顔まで

曇る窓ガラスなぞる震えた君の指先に
頬を伝った涙がただゆっくりと落ちる
君と私が織り成す青と白のラストワルツ
今年の冬がスローモーションなのは
きっと君の掛けた魔法のせいなんだろうな

あの日送ったLINEに既読が付いたら
君との大切な日々が想い出になる
ハンドルを切るその手がいつもより汗ばんで
消えていくバイブレーション
一瞬の輝きに 一度雪が降り止んでいるかの様だった

真っ白な想いを 真っ白なその手を
離したくはなくて「さよなら」を言ってよ
重なる雪の鳴に 交わった蒼い炎と
イタズラにただただ 凍りついた笑顔まで

街は静まりかえって何も応えてはくれない
僕は冷えきった手をまだポケットに隠したまま
「君がそばに居た昨日に帰りたい…」

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ラストワルツ

作詞 YUZO

閲覧数:201

投稿日:2018/03/28 22:58:55

文字数:472文字

カテゴリ:歌詞

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