誰かの為が自分の為にもなればいいなぁ… そんな思いで趣味で詩を書いてます いつか自分の言葉が誰かを救えますように
プロフィールを見る投稿作品8作品
もっと見る-
「君は僕の愛しの娘。笑顔が素敵な女の子だ。エル。君には僕の代わりに、その笑顔で沢山の人を幸せにして欲しい。」
そう言って私の身体を創る貴方は
何時も優しい笑顔を私に与えてくれました
0しか知らない私に
1も10も100も教えてくれました
博士(パパ)、私頑張るから
どうか私にIを教えて?
私はまだ ...エル
-
初恋、其れは死に逝く蝉の様
たった数日で終わるくだらない御話
目が合っただとか ただ其れ丈で
馬鹿みたいに 舞い上がって
何にも知らない癖して
好きになったつもりになってた
すれ違いざま 貴方の横顔
夏の明かりに照らされて
霞んで滲んで溶けていく
目が合った ほんの1秒...初恋、其れは死に逝く蝉の様
-
「退屈な物語だったわ」
少女は溜息と共に本を閉じる
代わり映えの無い今日を変えたくて
希望の無いこの場所でも夢を見たくて
開いた名前の無い物語は
少女の乾いた現実を満たすには
余りにも十分過ぎる物だった筈なのに
「ねぇエル、私は何時になったら此処から出られるのかしら…?」
何も答えない ぴくりとも動...アリア
-
窓際に佇んで夕暮れを憂いてみたり
寂しげな貴方にそっと優しく微笑んでみたり
誰にだって分け隔てなく平等に接してみたり
百合子 貴方はそんな人
散り行く姿も美しく
だけど目立たず淑やかに
可憐であれ 花弁の様に
百合子 貴方よ咲き誇れ
アンドゥトロワで舞うように
ディンディンダンスを踊りましょう...百合子
-
不安と鬱を闇に溶かして
歪んだ愛の劇薬を
不細工な面して飲み干すの
生々しくて苦くてグロくて
気持ち悪い位の不安定さを
吐き出せない儘孤独と抱え込んで
貴方の嘘に溺れてく
救いなんて無かったの
神様なんて居なかったの
幸せは何時までも届かない場所にあって...哀 Love 憂
-
僕が望んだ幸せは 当たり前にある筈なのに
何処にも無い 何処にも無いね
今日もまた 残酷な朝が来る
聞きたくない言葉をパンに挟んで
冷めたコーヒーで流し込む
気だるさと憂鬱を鞄に詰めて
重い足枷を履いて外へ出る
使い捨ての駒達が
色を失ったこの世界で
希望なんて持たずに...かみさまなんて居ないんだね
-
幸せそうな人だった貴方は
苦しみに満ちた顔をして
愛の唄に包まれながら
遠いところへ行ったんだ
自分本位で自分勝手
わがままで融通が効かない
私のことなんて何も考えちゃいない
それが貴方に対する私の印象
大嫌いでした ええ、大嫌いでした
部屋に漂う煙草の匂いも...お父さん
-
綺麗事は要らないから
いっそ背中押してくれよ
振り向かずに消え去るから
何も言わず何も残さずに
愛される自信なんて無いけど
愛されない自信なら有るよ
もう期待とかしてないから
そんな目で僕を見ないでよ
褒められた様な人間(ひと)じゃないけど
恥の多い人生ではあった...(タイトル未定)