星ノネ

物思いに耽るいつもの散歩道
雲ひとつもないはずの眩しい青空
そういえば空にDragon Cloud
私をずっと待っていた
青空にそびえるDragon Cloud
まごうことなきその姿
風に流されてちぎれてしまうまで
どうか願いをきいてよね
細長い髭と背中がただの雲になるまで
片想いに沈むいつもの帰り...

足もとすくわれ　揺れる
それでも前みて　転ぶ
がんじがらめで
息も絶え絶えだった　嗚呼
忘れすぎてた
自我を忘れること
気楽を決め込む夢のなか
融通夢幻に僕は浮かぶ
崩れてゆくビルの谷間
イルカ追いかけ潜り抜けて...

夜を飛ぶストレンジャー
お供は紅茶のティーバッグ
こんな静かな星降る夜は
不思議と独りがさまになるんだ
一瞬と永遠がすり替わるかも
絶対孤独の感情曲線
限りなくフラットになれ
心に凪を探し当てて
私はゆっくりお茶でもしよう
本当のことが視えますように...

飛ぶ鳥落とす勢いの
高まりと胸騒ぎ
空も飛べるよ　虹からジャンプ！
不思議の国のから騒ぎ
だけどどうして
夢から覚めちゃうの?
絶対孤独の感情曲線
限りなくフラットになれ
心に凪を探して私は
ゆっくりお茶したい気分...

アンモナイトの渦巻きみたい
銀河の奏でるラプソディ
心の奥の螺旋を辿り
澱んだノイズを洗いだす
無様でもカタチ咲き
惨めでもカタチ咲き
嘆いてもカタチ咲き
涙してもカタチ咲き
この宇宙に咲いた
あなたの美しいカタチ...

ギラギラ目玉が光る
息を吹き返すように駆ける
ここは真夜中の古い動物園
萎れたたてがみをのばし
ふたたび王冠をものにする
その日待ちわび　たっぷり夢をみる
月のでる間に駆けまわれ　勇んで
何も遮るものはないから
蒼い草原に金色雨
命が溢れだすその場所で...