タグ「鏡音レン」のついた投稿作品一覧(8)
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とりあえず、カイト様の想い人を捜すことから始まった。
「久しぶり、リン」
今日は3ヶ月ぶりにカイト様が城に訪れた。
「カイト様っ…!」
思わず抱きしめるリン。
「ごめんな、リン。
婚約を破棄してしまって…。」
「ううん、気にしないでカイト様。
私は平気よ。カイト様の幸せを祈ってる。」
そう言うリンの...悪ノ想イ[自己解釈 小説] 6
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「レン…分かってくれたのね。
うれしいわ。そうだわ。
その想い人のことはあなたに任せるわ、レン。」
ふふふ…と黒い笑みを見せるリンに僕は恐怖を覚えた。
任せるってことはつまり…
「ねぇ、レンやってくれるでしょう?
わたしたち双子だもの。
わたしが頼れるのは、レンだけなの。
ねぇ……おねがいっ」
リン...悪ノ想イ[自己解釈 小説] 5
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『カイト様の想い人を殺してしまえばいいのよ!
ううん…それだけじゃ駄目ね。そうね…
想い人の一族みんな皆殺しなんてどうかしら!?』
なんてことを…
なんてことを言ってるんだ、リン……!!
「リン様っ…そんなこと申されては……」
「ねぇ、レン…。わたし間違ってるかしら。
わたしね…産まれたときからこの...悪ノ想イ[自己解釈 小説] 4
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「あら、どこへ行ってたのよ…レン。」
城に帰ると、リンの様子がおかしいと侍女長様が仰ってた。
リンの寝室を覗いてみるとベッドの上で
ドレスのまま座り込んでいるリン。
ー普段ならシワができるからと必ず部屋着に着替えるのに。
「どうかされたのですか?リン様。」
ベッドの近くにかけよると、リンは抱きついて...悪ノ想イ[自己解釈 小説] 3
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彼女と出会ったのは、隣国へ行ったときのこと。
リンの大好きな果実を買いに行ったんだ。
いつもなら使用人が行くのだけど…
今日は散歩したい気分だったから僕が引き受けた。
「我が国の神よ 民に救いをさしのべたまえー…」
広場から聞こえた透きとおるような綺麗な歌声。
声のする方を見ると、綺麗な緑の髪の少女...悪ノ想イ[自己解釈 小説] 2
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注・これはわたしの勝手な自己解釈の『悪ノ』ワールドです。
僕は彼女に恋をした。
それは本当だよ。
綺麗な髪、浮かべる笑顔。
彼女の全てに僕は胸が高鳴った。
でも
「レンっ、今日のおやつはなぁに?」
僕は彼女よりもリンの方が大切なんだ。
たったの14歳で、国の王とされ
己の弱さ、もろさを隠し必死に卑劣...悪ノ想イ[自己解釈 小説]
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なんでって?
それは僕の愛が歪んでいるからさ。
愛してる
産まれたときから同じ君
違うのは君が女で僕が男だってだけなんだ。
必然に愛した。
でも君は僕を拒絶する。
君にとって僕は所詮、弟なんだ。
「レ…ン??どうしたの……?」
怯えた目で僕を見る。...歪んだ愛、終わった恋
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リンSide
君が幸せというのなら
わたしは何も望まない
本当に?
心の中の自分に聞いてみる
嘘だよ。
わたしが望むのは君と笑うこと
産まれたときから一緒の君
偶然?ううん
必然的に惹かれあった。...君が幸せというのなら