『カイト様の想い人を殺してしまえばいいのよ!

ううん…それだけじゃ駄目ね。そうね…

想い人の一族みんな皆殺しなんてどうかしら!?』



なんてことを…

なんてことを言ってるんだ、リン……!!


「リン様っ…そんなこと申されては……」



「ねぇ、レン…。わたし間違ってるかしら。

わたしね…産まれたときからこの国の王だったわ。


民たちはみな、わたしを“悪ノ娘”だと言う…。


でも…考えてみてちょうだい。

たった14の小娘に世界を、国を握らせる大人たちは


悪じゃないのかってね!!


……どう思う?…ねぇレン。」



たしかにそうだ。

大人達の勝手な都合のせいで

リンは王女にされ

僕らは王女と召使という関係になり

引き離されたんだ。




ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

悪ノ想イ[自己解釈 小説] 4

閲覧数:115

投稿日:2012/11/12 15:39:30

文字数:341文字

カテゴリ:小説

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