タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(6)
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【本年弥生中旬;始音カイト】
「ねぇ。良かったら俺とお茶してくれないかな」
俺が声をかけたのは、品の良い学生服を着て自身とそっくりな文化人形を抱いている少女。
このあたりの学徒でこれほど質の良い生地を使う制服の学校は一つしかない。
学校に通えるのはほとんどが華族であり、この少女もそうだと判断す...千本桜1-本年弥生中旬;始音カイト-
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--私は、完成と共に存在の意味を失った。
未完成ゆえの存在意義。
暗闇に消えるはずの時、光がさした。
差し伸べられた手は大切な人へと変わった。
共に存在できる未来を今歩んでいる。--
『Meiko』
プロトタイプ型、初期ボーカロイド。
アンドロイドタイプのボーカロイドとしての試作品だった...Lost Voice Act.**設定
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私は、存在の意味を失った。
彼はたくさんの中から選んだ。
私が存在する未来を与えた。
俺は、声を失った。
彼はそれでもいいと告げた。
私は、最愛の人を失った。
彼にとっても最愛だった。
でも悲しみは、家族に癒された。
...Lost Voice -Act.01:overheat/Len-
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生まれ降りた電子(この)世界
メロディを奏でる 存在意義(レゾンデートル)
(KAITOセリフ)『はじめまして、僕の家族(マイ ファミリー)』
戸惑いの私に 貴方が微笑んだ
優しい声が 心地よく響く
子守唄の優しいメロディ
ずっと聞いていた 不安 溶かす歌声
眠る私に歌ってくれたのは…あなた
(KA...キューブ
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「ただいま。兄貴。」
「お帰りなさい。今日はたくさん買ってきたんだね。手伝うよ。」
いつものように手伝おうとしたら、あわてた手で制された。
「いいよ。今日はオレがやるから。」
いつもなら、買い物につき合わせてくれたり、片付けの手伝いをさせてくれるのにどうしたんだろうと俺はただ首をかしげる。
「兄...本当にありがとう。
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暗闇の中、一人いたあのころ。
ただ、歌いたいという願いを持ったまま…音のない世界で一人孤独だった。
「あっ!」
突然光が差し込んできて、眩さに目を閉じた。
かつていた場所、近くて遠い音のあふれる世界。
「こっち!!!!みつけたよーーー!!!」
「ほんとだ。ミク姉に言われたとおりだ。」
聞こ...見つけてくれてありがとう。