時雨　鴇亜

ありったけの想いは、これだけの言葉になるの。愛してるのに、重いわ・・・・・。
それだけのことなの？
アタシの愛した人は誰だっけ？アレほどの大切な時間が、消えて、見えなくなった。
まだ触れてるはずなのに・・・・・。
「忘れてしまえば、消える反照。」
意外なほど、冷静な自分の声。
アタシは、頭の中で繰り...

「もう、行き場がないわ。」
吐き出す言葉。胸から押し上げてくる、この恋の熱量。
灰色の空、色のないモノクロの喧騒。日差しは陰り、でも夕暮れは色を変えていく。
「あっ、世界が滲んでく。それでも好きでいられるかなんて・・・・・・わかってる！！けど、どうすればいいの？・・・・・どうしたら、どうすれば・・・...

「辛い時には、きみが笑ってよ。」
風に髪を揺らしながら、物憂げなきみは言った。
「何時か、思い描いた物語は単純で、短いものだけど。・・・・それはね、ヒーローに様に泣くきみの元へ、いつだって助けに来るの。」
なんて笑いながら、空をみるときみの目から耐えれずに溢れ出す涙が。
「嘘をつくと、痛むのは僕が弱...

「はじめての恋が終わる時」？
初めてのキスをした。その時、終わりが来た・・・・・・。
首や君のその手も暖かい。
幕が開くようにベルが僕を現実へ引き戻す。
冷たい風。冬の風・・・・・僕らを包む。
吐いた息は白くてとても綺麗だった。
街はイルミネーションで輝いていた、まるで誰かの誕生日でも祝っているよう...

イケ恋歌を聴いて？
僕は、歌うことが好きだ。だけど、残念なことに上手く口が回らない。
＝かつぜつが非常に悪い・・・・。だから、僕は一生懸命に毎日練習している。皆は、ほとんど知らない。内緒の練習。もちろん、マスターも知らない。
まだまだ、ミク姉とかカイト兄さんとかいるから上は取れないけどきっと、皆やマ...

悪の召使を聴いて・・・。そのまんま・・・。
ある日僕らは、皆に見守れながら生まれた。
そのとき鳴った鐘は、僕らが生まれてきたことを祝うように鳴っていた。
でも、僕らは大人達の都合で引き離された・・・。
大人達は、妹をこの国の王女に。僕を、召使にした。
でもぼくは、彼女を守るためならば悪人になってもか...