想子の投稿作品一覧
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また
今日も きみがそばにいないから
寂しい むねがきしみはじめて
いたいの いたいの
また
明日も きみをみつめていたいの
ずっと てをつないでいたいの
いたいの いたいの
どうせ 朝がきたって
変わらず きみがいないのなら...いたいの
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お疲れ様でした
今日も頑張って生きました
お疲れ様でした
明日になるのやだな
お疲れ様でした
明日も頑張って生きるでしょう
お疲れ様でした
お疲れ様でした
不幸ぶるつもりはないけど
なんだか生きづらい...お疲れ様でした
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アタシは×××
オンラインの
不特定多数のうちの一人
今日も罵詈雑言の限りを
尽くしてwwwをさまようの
アタシは×××
オンラインで
わたしじゃない誰かを気取る
今日も目に入る馬鹿どもを
釣って叩いて駆け回る...×××
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いつ死んだって
いつ絶えたって
おんなじだって
どうでもいいって
口癖みたいに言ってたのに
消えちゃったって
壊れちゃったって
なくなったって
それでもいいって
ほんとほんとに思ってたのに...ぐるり
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お母さんの背を
いつの間にか
抜いてしまってた
おかしいな?
大きくなること
あれだけ望んでいたのに
おかしいな?
どうしてこんなに
胸がぎゅうっとするんだろう
あの頃すごくわくわくしたのは...オトナノスタルジック
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もしも この世界がひとつの物語だったとして
いったい何がトゥルーエンドか
知る術が僕たちにあるだろうか
ハッピーエンドだろうがバッドエンドだろうが
僕たちは歩んでいくしかない
誰ともしれないプレイヤーの
方向キーに従って
ほら、↑↑↓→↑↑←
バグらせてみませんか?
声を大にして叫んでみる...コンピューター・ゲーム
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ぬいぐるみ
抱きしめて眠るのやめた
寂しいとき
傍にないのが怖いから
ぬいぐるみ
抱きしめて眠るのやめた
悲しいとき
壊しちゃうのが怖いから
つなぎ止めようとか
直してあげようとか...pity・teddy・bear
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泣きたいなら
ほら 止めないよ
君の涙はほっとする
他の人の前で見せないの
知ってるから
強がりな君はいつも
笑って全部済ませるね
君が見てる世界きっと
虚言で溢れてる
泣き虫な君はいつも...泣き虫ハニィ
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手に入る全てがくだらなくなって
耐えきれないで全部投げ出した
遠回りばかりお上手になって
いつか迷い込んだ夢幻回廊
目に入る全部が醜く見えて
死んでるみたいな目玉転がして
踏みつぶしながら歩く足裏は
吐き気のするほど嫌な色
どこまでいっても
どこまでやっても...無限回廊
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空を切る指先が
なにかに触れた気がして
手のひらが掴んだ秋の空
君を知り過ぎた僕
どこかで会える気がして
瞳を踊らす曼珠沙華
二人で歩いた町にいると
欠けた胸が痛むから
君のこと忘れちゃうくらいに
優しい世界へ行きたいよ...曼珠沙華
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詰め込まれた箱の中
飾りたてられた私は
きっと あなたの お人形
言いくるめられて 虚無にくるまれて
狂わしく 捧げられる愛情が
嘘なら嘘と
わたしに気づかせないで
虫がつかぬように 劣化しないように
鑑賞用にと 与えられた防腐剤は
自分への言い訳を...ヒトガタ
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君とすれ違うのに
一言も言わないのは
これで何回目だっけ?
はじめてはいつだっけ?
ずっと昔の気もするし
こないだのような気もする
薄れていく記憶の中には
背中をたたき合って笑った僕たちがいるのに
君とすれ違うのに
僕たちは目も合わせない...missing
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例えば
転んだら 痛いよね
泣いてたら 寂しいね
そんなとき 誰かが
手をとってくれたら
きっと君は同じように
誰かの手をとれる
傷ついて嬉しかった分
きっと君は今までより
誰かに優しくなれる...やさしいせかい
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わたしが隣の男を 一瞬見たのが嫌なら
こんな瞳 あなたにあげるわ
だから悲しい顔しないで
わたしがどこか遠くに 行きやしないか不安なら
こんな体 あなたにあげるわ
だから寂しい顔しないで
あなたが欲しがるなら なんだってできちゃうの
こんな私 好きにしていいよ
ひどく重たい「アイシテル」
わたしカス...カスタムドール
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わんとぅっすりっふぉー
流れるログのアンカー辿れば
見えてくるのは堂々巡りといたちごっこ
五十歩百歩低俗な諍いが溢れて零れた
迷走する行き場のない悪意
ぶつかるたびにつっかかるのは存在を誇示したいだけだろ
アイテム欄にカワイソウがないなら
全方位に飛ばした無神経なベクトルを少しくらい内側に向けてみろ...ワールドワイド(笑)
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子どもの頃 みていた夢が
幻になったのはいつだっけ
あんなにもキラキラしていたのに
いつからか埃を被ってた
子どもの頃 みていた夢は
覚えていられたはずだった
こんなにもどろどろ眠るから
いつからか何も見なくなった
あの頃の気持ちを
いったいどこに落としてきちゃったんだろう...チャイルドドリーム
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積もり始めた雪を
零した涙は溶かすけど
大丈夫 きっともう間もなく
雪はこの街を覆うでしょう
全て白に戻すでしょう
そうどこにでも 冬は来る
わかり始めた現実に
まだ涙は止まらないけど
大丈夫きっともう間もなく
雪は溶けてなくなるでしょう...雪解け
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どんなに 頑張ったってさ
結果なんかさ
出ないんだからさ
もう なんにも しなくていいよね
この世でめんどくさいこと
ベストスリーを教えようか
三位 仕事 二位 友情
堂々の一位は恋愛感情
こんなにめんどくさいこと
なんかもうやらなくていいよ...臆病者
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エスカレーターに乗ってたら
上から傘が滑ってきた
すねの真ん中で受け止めた
笑顔で渡した
改札に並んでたら
社員証をピッてした
酔ったおじさんが列止めた
並び直した
電車に乗ったら
快速妙に混んでいた...ステップ
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君の甘い言葉を 恥ずかしいと思うのは
頭の中の神様が そんなやつに弱みを見せるなって
叫んでいるかららしい
自分以外に弱みを見せるのは
野生にあっては命とりで
今でもその名残が 残ってるんだって
君の優しい言葉に 強がってしまうのは
頭の中の神様が そんなやつに私を見せるなって
嫉妬しているかららし...とてもシンプルなこいのうた
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この世界が息を引き取ってもうどれくらいだろう
空っぽの高層ビル 静寂の四車線
砕けて輝く街灯はただひたすら頭を垂れ続ける
ねえ神様 こんな世界作ったのはどうして?
プラスチックでできたこの世界では
不良品は棄てられるばかり
生産者は責任の取り方を知らない
そのくせギブミーラブなんて
言ってて情けなく...プラスチックワールド
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薄明かりのカーテン
目を開けたまんま
今何時か見るだけと
わざとらしく言い訳する
独りきりのワンルーム
もう寝なくちゃって呟きを置いてけぼりにして
針はぐんぐん進む
昨日も今日もきっと明日も
睡魔はきっと仕事しない
いっそのこと...赤い靴のフロイライン
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夕暮れの街並み 二人で歩いたよね
ふざけて 鞄振り回したりしながら
バカみたいな夢を 語り合った
窓ガラス割って 二人で怒られたね
今では そんな情けないことなんて
成長した君は しないんだろ
大人になったら 昔のこと
全部忘れちゃうのかなあ?
あんなにどうしようもなく
青かった僕らのこと...ギャングエイジ
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目が悪いです近眼パないです
子供の頃から近くを見すぎて
もはやなんにも見えないです
眼鏡をかけてピントを合わせて
無理矢理世界を見るのには
もういい加減疲れちゃいまして
そろそろ素直なそのままの目で
世界を見たいと思うのです
太陽の色は赤じゃない
お空の色は青じゃない...眼精疲労
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手を繋げば暖かい?
寒いもんは寒いってのよ
冬枯れの街
繋いでないほうの手が、あなたには見えてる?
このままじゃ誰かと繋いじゃうわよ、ねえ
口先だけの恋なんて
セフレとおんなじだわ
優しいだけの愛なんて
甘すぎて吐きそうだわ
なんとか言ってみせてよ、ねえ...僕のつよがりやさん
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真っ赤なエナメル ぴかぴかのパンプス
ちょっぴり敷居高めのアコガレに
あなたのために手を伸ばしてみた
白のブラウス チェックのスカート
いつもの黒白清楚なファッションに
ビビットカラーは刺激が強すぎた
ほんとはね 華美とか派手とか
似合わないし ちょっと勇気がいるしで
着たくない 着たこともないから...せのび
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あと5分 あと5分だけ
またひとつ電車を見送った
もしかしたらと見回すプラットフォームに
あなたの姿があるはずもない
一足先に来ちゃった私
いけないってわかってるのに
まだ あなたを待ってるの
いくら泣いたって いくら叫んだって
叶わないことがある
わかってる、当然って割りきっちゃえば楽なのに...わがまま
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るるるるる
るるるるる(まだでない)
るるるるる
るるるるる(なんでかな)
るるるるる
るるるるる(さびしいよ)
るるるるる
るるるるる(はやくでてよ)
午前二時にかける電話は
無言のSOS...るるる電話
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これは一つのごっこ遊び
あなたが来るのを待ってるの
助けてもらいたくて
これは二人だけの秘密
吊ったロープ引きちぎって
柵越えた屋上手を掴んで
飲み込む睡眠薬奪い取って、キスしてよ
それだけで深く眠れるの
混ぜた洗剤水に流して
滑らせたナイフ取り上げて...自殺ごっこ
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あなたの宝物はなんですか
それは手の届くところにありますか
ちゃんと、抱きしめてあげられますか
時が過ぎてからじゃ遅いのです
あなたの宝物はなんですか
それはすぐ傍にきちんとありますか
ちゃんと、大切にしてくれますか
いつも幸せとは限らないのです
幸を探して
そっと目を閉じて...宝物
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