作品一覧
その他
オンガク
そよそよと吹く風が髪を優しく撫でる、そんな昼下がり。 リンとレンは二人仲良く大きな木に背を預け、微睡みの中にいた。 「ねえ、レン」 「ん?」 暖かな陽気に目を細めながら、リンは隣にいるレンに声をかける。 「夢を、見たの」 リンは一つ一つの言葉を噛みしめるようにして、ゆっくり話し出した。 ...
日だまり