kaiの投稿作品一覧

ほんの少し魂を　あたしは悪魔へと売りました
ほんの少しだけれども　あたしは美しくなりました
それまで見向きしなかった　人もあたしを褒（ほ）めそやす
だからもっと綺麗になれば　あたしは　もっと愛されるでしょ？
ねぇ、そうでしょう？
誰からも誰からもずっと　愛されたい好かれたいの　
それは悪いことじゃな...

今日もまた私は　あなたを待っているの
ゆらり水を揺らし　一人揺蕩いながら
あなたがいない部屋で　あなたの帰り待つの
いつものことだけど　寂しく感じてるの
覚えている限り　一番古い記憶
そこにあなたがいて　泳ぐ私を見てる
二人きりの部屋で　静かに時を刻む
ただそれだけなのに　満たされる気がするの
あな...

きっと悩むこともあるさ　これから先も
闇の中でもがくようなことだってあるさ
きっと嘆くこともあるさ　これから先も
すべて投げてしまうようなことだってあるさ
だけど一人じゃない　僕のそばには
どんな時だって全力で　
支えてくれる仲間（とも）がいるから
何度でも　何度でも　立ち上がれる
そうさ、僕らは今...

膝を抱えて泣いていた　この子はどこの子小さな子
人の子　人の子　迷子の子　君も一緒に遊ぼ
追いかけっこ　かくれんぼ　お次は何して遊ぼうか
小さな手と手つないだら　胸がポカポカするよ
きっと君は忘れてしまう　僕らと遊んだことすべて
それはきっと夢や幻　淡雪のように消えるもの
それはわかっていたんだけど...

澄んだ青空　響くは鳥の音
巣立つ吾子の　輝く笑顔
門出を迎えし喜びに　一筋の寂しさ覚え
こぼれ落ちそうな涙をこらえて　吾子に告げる
「達者で暮らせ」
離れて暮らす我にはただ
祈ることしかできぬけど
吾子よ吾子よ　汝が道に
いつまでも　幸いあれよ...

紅く燃える太陽さえ　
あなたの前では
かすんで消えてしまいそう
私を映すあなたの瞳　
何よりも正直だわ
あきれるほど蕩けるような
甘い色を宿した瞳は
私をとらえて離さない
ふれた指から伝わる微熱は
冷めることはなく増すばかり...

からりころりと　下駄の音鳴らして
そぞろ歩く　祭りの夜に
夜店の明かりに誘われ
立ち寄りたるも　また楽し
あれやこれやと　指さしはしゃいで
笑う吾子の　いとしき姿
夜空咲いた大輪の花
今を盛りと咲き誇る
空を見上げ　さざめく吾子の
手を引いた　祭りの夜に...

月がとってもきれいな夜に
ゆっくりと階段を昇ろう
昇り切ったら落ちていくだけ
調子はずれの歌を響かせて
暗黙のルール読めないまま
はみ出したあたしはいらない子
狭くて歪な箱の中で
追い詰められたら逃げられない
絶対の正義　絶対の悪
そんなものなんてありはしないの...

たまには回り道　いつもの道を　
少しだけ外れて　歩いてみよう
気ままに足の向くまま
歩いてみるのも悪くない　
そうすればきっと
今までは気づくことのできなかった
素晴らしい景色に出会うことが出来る　
望むならきっと世界の
どこへだって行かれるよ
どこまでも　歩いてみようよ...

もし叶うなら
君の声を　もう一度聞きたいと思っている僕がいる
君の姿　もう一度見たいと願ってしまう僕がいる
写真の中　微笑み浮かべたまま
君はあの日　時間を止めたけれど
だけど僕は　今でも君の歳を
ずっとずっと数え続けているよ
僕は今、頑張っているよ　頑張って生きているよ
君が心配しないように　懸命...

あたしのことを振り向かせたいなら
あたしのことだけ　もっと見つめて
壊れそうなほど抱きしめてよ
言葉はいらない　態度でみせて
ゲームみたいな駆け引きはいらない
ホントに本気のあなたを見せて
口先ばかりの愛じゃなくて
あなたの心を全部ちょうだい
体裁なんかは必要ない
むき出しのままの情熱がいい...

ちょっとだけ意地を張って
素直には答えられなくて
でもいつも心の中　
あなたに感謝してるんだ
ためらった時　背中を押して
どんなときも　励ましてくれる
あなたがいるから　僕は頑張れるんだ
あなたがいるから　前に進めるんだ
全力で挑んでみて　
でも少し手が届かなくて...

あたしは今、夢見てる？　都合のいい夢見てる？
きっとそうに決まってる　そうでなきゃあり得ない
あたしの前あなたいる　あたしのこと見つめてる
あたしのこと好きだって　愛おしげに笑う
ずっとずっと片思い　見てるだけで幸せで
だけどそれじゃ足りなくて　でも思い告げられず
いつの間にか募ってた　気付けばそう...

望めばなんでも　与えられてきた　
着物や帯や簪（かんざし）すべて
わがまま放題　望んだとおりに　
蝶よ花よと　育てられてた
だからこそなんでも　叶うものと信じてた
けれどもそなたの心だけは　妾（わらわ）の手に入らぬ
いかなれば妾のこと　そなたは見てくれましょうか
そなたのことだけを　ただ恋い慕ってお...

眩しく煌めく夜の蝶　綺麗な箱(ケース）入れましょう　　　　　　　　　　　
あたしの大事な宝物　他の誰にもあげないわ　　　　　　　　　　　
　
どうしてそんなに怯えるの？　あたしの何が不満なの？　　　　　　
こんなに大事にしてるのに　震えているの？　かわいいわ
　　　　　
悔しいんだけど一目惚れ　あた...

あなたは憶えてますか　春の日の約束を
あなたは憶えてますか　私との約束を
今日も里には深々と雪降り積もる
あたり一面白く染め上げて
立ち尽くす山桜（わたし）にも　幾重に降り積もる
雪はこの樹木（からだ）　心も凍えさせる
然ればこそ　私は優しくて暖かいあなたの夢を見て
微睡みながら冬を過ごします
あな...

呆れかえるほど　無様に騒いでる
うるさい羽虫に　興味なんてわかないわ
救いを求めて　縋りつこうとする
下賤な輩に　うんざり
あたしのことを　振り向かせたいのなら
何度でも地べたを這いずって　慈悲を乞いなさい
気まぐれにだったら　少し加護（えさ）をあげる
望むのならば　祝福を（さげすんで）あげるわ
絶...

こんな猫いかがです？
最初は一匹だけでした　かわいい猫ですよ
いつでも一緒にいるけれど　誰にも見えない子なのです
気付けばいっぱい増えました　便利な猫ですよ
どんな場面にも即対応　臨機応変な猫かぶり
純情　可憐　大和撫子
どんな子がお好みなのですか？
あらゆるジャンル各種取り揃えて
どんな演技でもす...

お空に　まんまるな　お月さまがでてる
キラキラ　輝いてる　お星さまもキレイね
手を伸ばしたなら届きそうに近くでひかるの
それなのに　なんど手を伸ばしたって届かない　不思議ね？
いつかもっと大きくなったのなら届くかな？
　
おやすみなさい...

よく晴れたいい天気　ポカポカであたたかい
そよそよと優しい風ふいて　おいでって誘われてるみたい
今日もまたお散歩しようかな　どこまでも足が向くままに
狭い小道くぐり抜け　高い塀もなんのその
ふらついたりなんかはしてないもん　落ちたりしてない　ホントだもん
ちょっとだけ　クルリンとお空で　ひとまわりし...

聞け、愚かなる罪人よ
今、裁きの時は来たり
神の嘆きの声を聴け
世界は今、終焉を告げる
別れし半身　互いを求めて
ついに再会を果たした
されど互いは敵同士に
決して祝福など望めぬ
憎しみの連鎖は巡り
争いの炎は消えぬ...

あたしよりも他の女（ひと）を信じたの？
ヒドイ嘘つきばかりなのに　なんでかしら？
ねぇ
優しすぎるあなたのこと　好きだけど　
甘いばかりじゃダメよ　わかるでしょう？
あることないこと騒ぎ立てる　他の女(ひと）と付き合えないわ
あたしが嫌い　それでいいけど
限度あるでしょ？　
まったく　
何も懲りぬま...

瞼を閉じたなら浮かぶでしょう　優しく微笑んだあなたの顔
耳をすませばほら届くでしょう　穏やかに笑ったあなたの声
どれほど月日が流れて過ぎても　あなたの思い出　満ちては溢れる
あなたと過ごした日々　笑いも涙もたまに本気で怒ったこと
全てが懐かしい思い出
色々あったね　喧嘩もしたけど　でも今思うとそれす...

君に伝えたいんだ　ホントは君のこと大好きって
でもね　伝えられない　どうしても君に素直になれない
君のことが見たくたって　見ないふり
君の声が聞きたくても　聞かぬふり
君の前で言葉でない　意気地なし
たまに出ると嫌味ばかり　可愛げがないよね
どんどん好きになる　この気持ち止まらないよ
でもでも意地っ...

誰が決めたのかな？　答えがひとつなんて
誰にわかるのかな？　正しい答えなんて
悩むこと　迷うこと　あるけれども
諦めなければいつか　君の答え見つかる
ゆっくりでもいいんだよ　前を向いて歩いていこうよ
どんなことあるかな？　君が進む未来に
どんな夢あるかな？　君が望む未来に
辛いこと　嫌なこと　あると...

ここは深い森の中なの　滅多にヒトの来ない場所よ
そこにあたしご主人様と　二人きりで暮らしているの
朝はいつもパトロールなの　森の中をぐるっと一周
遊んでいる訳じゃないのよ　ちゃんとお仕事しているの　例えばね
そう、カエルでしょう　イモリでしょう　
コウモリなんかも　頑張って捕まえているの
ナイショの...

私は問う者に答える真実の鏡
でも人は言います　私をそう、破滅の鏡と
私は語る　真実を
私は映す　何もかも
私の前に隠し事など
何一つたりとて出来ません
もし問うならば　答えましょう
望むのならば　見せましょう
思うがままにすべてのものを　
あなたが満足できるまで...

手負いの獣のように　
瞳をぎらつかせてる
周りのものすべてが　
敵だと威嚇し続け
心に負った傷すらも　かえりみない君が切ない
虚構（きょこう）に振り回され　
真実見失ってく
現実は雁字搦（がんじがら）めで　
身動き一つとれない
不安と　疑心（ぎしん）に　傷つき　あがいて...

用意はいいかい？　覚悟はいいかい？
迷いは断ち切り　はじめようかゲームを
望むは国盗り　この先すべては　
はじめたら最後　後戻りはできない
怯えを見せるな　勝利をこの手に　
父親殺しと　呼ばれることになるとも
剣で　槍で　弓で　敵を討てよ　
神よ、我に　勝利　与えたまえ！
齢（よわい）は十四　刻んだ...

叶わぬ願いと知りながら　それでも夢を見る
色と欲とが渦巻いた　眠らぬ街の片隅で
今宵も一夜（ひとよ）の　恋のまやかしを
帯紐といて私事（ささめごと）　枕重ねて戯（たわむ）れて
虚飾と欺瞞（ぎまん）の　夜は更けていく
空を舞うこと夢に見る　籠の鳥には
見えぬ鎖が　絡まりついて
気付けば習いは性（さが）...