タグ「オリジナル」のついた投稿作品一覧（24）

誰を責めればいいの
缶ジュースを残した時は
誰に話せばいいの
好きな人が泣いている時は
教えてよ
海から聞こえる
怒号のような低くて声に似た
消えそうなエコーが
顔を伏せ笑うママ
支えられず振り上げた右手...

雨上がりの道を心から
楽しみたいから歩くんだ
いつも悪人は
演技をしているだけ
そうと分かれば気は楽さ
雨上がりの道はぬかるむから
何も考えないでいられるんだ
「どこまでも続く
この道の果ては」なんて
そうボヤく君は霧の中...

死んだおばあちゃんが
頭を撫でてくれた
思い出す線路が軋む時
いい子だねって
仕草がかわいいなんて
細めた目の奥で湿る光
それは時々渦巻いて
いい子だねって
錨を下ろせば魚が泣くから
船に乗るのはやめた方がいいと...

鳥居に幟が立つ
揺らすよ笛の音と足踏みが
秋が来た
鳥居に登った雀の子供達
横顔で眺める僕らの営み
人じゃ届かないかもしれないから
捧げる祈り
いつも偽物を探してる
本物に出会いたいから
嘘の海にダイブして...

赤いランドセル
狐のチョーカー揺れる
クレーンのアームは鉄骨を揺らす
そんな朝だ
ワクワクするよね
何かの死体を蟻が
無心で突いてる
レモンの石鹸
まだ見つめる若葉の春
帽子をかぶったこども...

生憎の雨
カラフルな屋根が光っては鳴る
虫たちは息を潜め
銀色の靄が広がってく
その向こうの笑い声
やがて
覗く真っ赤な太陽が
堪らずに吹き出す汗
今はぴちゃぴちゃ楽しいな
全ての音が...

どこの誰がわかるというのWHY
もうこれ以上乾いてられないPSY
魍魎跋扈に罹った大人はLIE
耐えられずに朽ちて消えた冥界
大した理由がなくても猫は怒る
積もった塵は風に流され
いっそ機械になれば
ロボットなら
憎んだって分からない
錆びたりしない、絶対...

ミントを噛む
力場も去ったみたい
讃える土は虫の住処
そんなことより無事に行こう
伝えたいんだ無かった言葉
噛んだら駆け抜ける
どこかに置いてきた何か
全然思い出せなくて
電車が来た！
サンドイッチって食べにくいんだ...

さあ、探そう
知らない科学未だ見ぬ
だって
心は手のひらへと消える
さあ、踊ろう
気づけない僕は
湿ったカードを切って
最後の船を待つ
とてもとても暗い道に
いつか落ちた...

産業革命
包丁研ぎラジヲをつけ
皮を剥いたらジャガイモ切るの
ざくざく
後継者は都会とロンドだ
アスファルトは大地のかさぶた
えすけーぷ(chain)

やまのさちうみのさち大地の恵み
やまのさちうみのさち空の恵み...

幸よー降れよー路傍の人に
なみだ、ライス、マクロ経済
魚、達と、うみにもぐったら
ー、ひっそりー、ブラックスモーカー
孤独、ベッド、疎らな光
魚、達も、私と歌う
みなも、ぷくり、風に流れて
夢と、対峙、せよ煙に巻かれて
もー
ああ幸よ降れよ...

梳る波は岩を
ずっと上にはくすんだ月
青白い雪はいつまでも止まずに
魂だけが通り過ぎる
おばあちゃん来たよ
微笑みながらいつもの玄関に
ウミユリは風に揺れる
でもわたしは錆びついた錨
おばあちゃんいなくなった
靴箱開けても冬の玄関に...

ジンジャエールことりと揺れる
誰かに会いたいわけじゃあじゃない
どこかに行きたいでもない
物理に点すのそっと
私も知らない私はどこ
しがらみ掻き分け進むはマグマ
いばりちらかすどうだ今だよ
燃え滾る火山皆来い恋
倒れて悶えるアフリカのサイ
何億年も回る環状の...