かしほり

空いたグラスを眺めて
濡れた吐息が零れる
溶けた氷が崩れ落ちて
渇いた音を出す
軽いボトルを傾け
僅かばかりを注いだ
心許なく揺れてぽつり
雫が落ちて行く
ひとつふたつと盃重ねて
強い酒でも呑んできたわ...

【A1】
重なる時計の針　横に見て
スカートひらりゆらし駆けて行く
マズいよ！待ち合わせ遅刻しそう
暑いよ！春の陽が恨めしい
【B1】
慌てて駆け込んだ公園に
まだ、君は見当たらなくて
ほっと、胸を撫でて一息
君が来るの待とう...

【A1】
今日も陽が沈んで
通りは彩点きます
街はネオンの赤に
暗く照らされ
【A'1】
黒い籠の裏に
鄙びた色の女
口唇に似合わぬ紅を
薄く纏って...

【A1】
ずっと隣にいられると
もっと寄り添っていたいと
何の疑いすら持たず
求め続けるばかりで
【A1'】
いつか甘えに変わっていた
気づかない振りしていた
零れ落ちた一滴は
元に戻せないと知った...

【A1】
こうえんのにんきものなんだよ
わたしはぶらんこ
ゆらゆらり
きょうもだれかがきたよ　ようこそ！
せきならあいてるよ
【B1】
あれ？どうしたんだろう
なんだかうかないかおをしているね
ほらほら　すわってごらん...

【A1】
同じことばっかりで
退屈だったweekday
カルシウム不足かな？
モヤモヤしてるせいで
心はずっとcloudy
でもそれは昨日まで
【A1'】
今日はずっと早起き
目覚ましにgood-morning...

大空を超えた
夜明けの船は
星から星へと
旅路を巡る
行き着く場所は
夕星の空
幾月重ねて
彼方へ辿り着く
遥か先へ
溢れる言葉...

【A1】
桜の季節も過ぎて
流れ出した
「普通」の中で
潰されまいと
もがいては
いつか疲れ果てていた…
【A2】
スタートラインは遠く
始まりすら...

青く澄み渡る空
カラダぜんぶで
深呼吸する
心の中までホラ
ハレバレしてて
気持ちいいよね
いつまでもこんな天気が
続けばいいのに…
ツイてないことばっかり
起こった日には...

【A1】
雨の粒が
窓に当たり
今日の予定ごと
流れて行く
【B1】
そっとカーテン閉じて
吐息のする方へ
足を忍ばせ
近づいた...

【A】
待ち合わせに遅れるとか
女の子を待たせるとか
メール送っても出ないとか
「電話で目が覚めたよ」とか
カッコ悪い服着てるとか
寝癖も直してないとか
待たせたなら謝るとか
少しくらい気づけよバカ！
【B】...

愛とか恋とか　そんなのもういい
「綺麗だね」なんて　上辺の言葉が
呆れる位に　本当に上手ね
でも見たことある？　嘘ついてる顔
「お前だけ」とか
ツマラナイことを言う
本音バレてるけど？
触らないで　その手
もう見ないで　その目
嘘ばかりの話...

【A】
いつからだろう？こんなキモチ
キミの横顔ずっと見てる
気のないフリであっち向いて
バレないように　チラリ　ちらり
【B】
でも急にこっちを見ないでほしいよ
ビックリしておかしなこと言っちゃうから
【S】
ドキドキがずっと　鳴り止まない...

【イントロ】
何も考えずとにかく夢中で走った
リズムやペースが大切なんだけれど
気にしない
流れる汗も気にせずにひたすら走った
辿り着けないことは解りきっている
空にあるあの星まで
【A1】
街で見かけた片想いの人
隣には別の人...

何度も傷付き
この地に辿り着いたんだ
マントも手に入れ
この身を守る術も手にした
けれども身を丸くしていることで
歌声は出なくなっていた
太陽はまだ出ないぞ
北から吹く向かい風が今
嵐になりやって来た！
Whirl Wind！...

【A1】
オレンジの　夕やけが
辺りをてらし　今日がおわる
一日を　ふり返る
つかれたけどね　いい日でした（そうね）
【B1】
ゆらゆら　ゆらゆら　舟をこげば（ゆらりと）
ゆらゆら　ゆらゆら　まどろんでく
【C1】
ゆめの中で　いくつもの思い出が...