琴羽

私気づいた
もう遅いって
どう足掻いても
友だちには戻れないよ
気づかないふり
胸が苦しい
いつのまにか
君を目で追ってるんだよ
哀れな私の末路を
誰が知っているというの...

さよなら告げたら
この関係は終わり
君は微笑んで
小さな海を作る
でも海は見たくない
冷たい雨は嫌い
だから未だに四文字が
喉の奥に張り付いてる
もしあの時一言あったなら
この状況を回避できたかもしれない...

時が二人の間を裂いたなら
また一から創めればいい（はじめればいい）
周りが二人でいることを望まないなら
どこか遠い場所に行けばいい
それが今の僕のできること
君を思ってできる唯一のこと
だけどそれを行動に移せないのは
僕の覚悟がないから？
明日を明るいものにするほど強くなく
昨日を思い出して泣くほど...

神様
ごめんなさい
気高く
咲いた花に
水の中
くちづける
今になってわかった
痛めつけてしまった代償
本当は
泣きたいの...

ねっとりとした空気の中にいるんだ
――ネエダレカタスケテヨ
機械的に動いて
感情さえも無くて
――コレガホントノワタシナノ？
僕はそう、ロボットなのかもしれない
君がいう、人形なのかもしれない
皆がそういう眼で僕を見てる
僕はそれを信じるしかない
ゆったりとした空気に包まれていたんだ...