タグ「KAITO」のついた投稿作品一覧(14)
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1A
憎いあの人の不幸願う
それは自然な事でしょう
無様に転げ落ちる姿を
滑稽だと笑いましょう
1B
夢じゃ物足りませんか
脳内にある殺人現場
現実にしてしまったなら
人生全て終わりでしょう...Distortion Night
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1A
扇情的な視線で見渡す
その指先は何を弄ぶ?
駆け引きも狡くしなだれて
甘く漂う酒と花の香り
1B
深めのスリットから覗く
白く柔い太腿に
触れたいのに触れられず
気高く卑猥な素肌...スキャンダラス・ベイベー
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1A
わたしはいつもあなたに心壊され生きてきた
無残に絡まったまま 関係は続いてる
1A
わたしの存在さえも否定したあの日の言葉
黒にもなれずに暗い灰色で塗り潰されてく
1B
あなたは哀しい輪廻断ち切れないまま
わたしという人形の首を絞めている
1S...悲劇
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1A
好きだという言葉をぶつけ合うほど
その意味は擦り減っていくのに
愚かな僕らはそんな簡単な事も分からないまま
気付いた時には大暴落
「いつもそう、簡単に言うよね」って
その場しのぎの嘘みたいな凶器になってた
1B
図書館に通いつめて
代わりの言葉を辞書で探して...ノンフィクション・キス
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1A
花明かり 暈(ぼ)ける貴方は幽玄
散り逝くのも一興と嗤う
其の紅さえ艶姿
衣染めて
1A
月明かり 袖に貴方を隠して
閉じ込めてもするりと逃げる
此の言ノ葉 ふ、と一息で
左様なら...華刀
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1A
忘れてしまえるかな 君との思い出を
解(ほど)いてしまうのかな つないだ指先を
そんな出来そうもない事ばかり浮かんで
自分の立場を再確認する
1B
片思いみたいな恋をしていたんだ 僕等
本当に好きだったのはどっちだろう
1S
多分 明日も同じように...カタコイ×2(2乗)
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1A
通り過ぎる横顔
君の無邪気な思惑(ワナ)に落ちた僕は
笑い声さえ苦しくて耳を塞ぐ
僕の行為は何て愚かだろう
1A
想い過ぎて辛いよ
君が出て来る幻想(ユメ)ばかり見てる
目覚めなければ良いのにと毎夜願う
僕の好意は既にもう手遅れだ...OVER
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1A
(ミク)
手を振れば振る程
さよならが近付く気がして
挙げかけた掌を強く握り締める
「何でもないよ」と
一つ
小さな嘘を吐いて
1B
(ミク)...嘘と予感
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1A
この崩れかけた世界で
僕が手を伸ばすとしたら
きっとそれは君と逃げる為
1B
恐がらなくていい
いつだって僕は君を見てきた
悲しまなくていい
これからも僕は君と一緒だ
1S...壊れた世界に取り残されたぼくたち
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1A
悪戯に言の葉を弄(ろう)して
気紛れに君を揶揄(からか)う
拭い残した小指の紅で
いじらしい嫉妬を残す夜
1A
望月が薄らいで消えゆく
後朝(きぬぎぬ)の文(ふみ)は徒然(つれづれ)に
他に愛した女は居ないと
嘯(うそぶ)いて囁く 花と共に...くれなゐの嘘
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1A
浅い眠りの間に
君の夢を見る
僕はいつも遠くから見ているだけで
話し掛ける勇気もない
1B
鳥になって君に飼われたい
そうすれば君しか見えないから
1S
倒錯的と笑われてもいい...倒錯のPrisoner
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1A
どこで間違えたんだろう
君と繋いでいた筈の手は
降り出した雨に濡らされていく
1B
君と過ごしたカフェは遠く
今日は辿り着ける気がしない
降り出した雨はひどくなる一方
1C
モザイクのように水溜まりが揺れる...通り雨
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1A
「さよなら」は一度も言わなかったね
「それじゃ…」と別れた背中は
改札の向こう側に消えて
そのまま次の日は来なかった
1B
すれ違う事もなく
ただ遠くに君の声だけが聞こえる
1S
冬の川は冷た過ぎて...冬空
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1A
重たい瞼を持ち上げて
次の言葉を考える
隣で微睡む寝顔に
思わず笑みがこぼれた
1B
幸せを感じる瞬間
出てくるのは
「おはよう」
なんてありきたりなもので...おやすみ