1A
悪戯に言の葉を弄(ろう)して
気紛れに君を揶揄(からか)う
拭い残した小指の紅で
いじらしい嫉妬を残す夜

1A
望月が薄らいで消えゆく
後朝(きぬぎぬ)の文(ふみ)は徒然(つれづれ)に
他に愛した女は居ないと
嘯(うそぶ)いて囁く 花と共に

1S
御魂鎮(みたましず)めの祝詞(のりと)の如く
愛し恋しと連ね連ねて
転び寝(まろびね)の合間に嗤(わら)う
擦り寄る無垢な寝顔を

2A
焚きしめた香で誤魔化して
はぐらかし君を奪った
背(せな)に残した爪痕赤く
無意識に嫉妬を残す夜

2S
御魂鎮めの祝詞の如く
一人だけだと嘘を連ねて
冷めた瞳でくつりと嗤う
無邪気に信じる寝顔を

C
偽りで染めた睦言の数
偽りに染まる紅(くれない)の筆
君はまだ何も知らない
だが今はそれでいい
それで良いのだ
可愛い人よ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • オリジナルライセンス

くれなゐの嘘

平安朝っぽくしてみました。

閲覧数:50

投稿日:2017/11/22 11:09:24

文字数:361文字

カテゴリ:歌詞

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