リカオンの投稿作品一覧

【A1】
煌めいていた　白い砂浜を
君は駆けていく
囁いていた　渚の音色は
夏を告げていた
【B1】
淡く寄せてく波のよ(う)に
ふたり惹かれてく
【S1】
浅い波間に浚（さら）われて...

【S0】
紅く火がついた　夢の行く先が
広がった君の未来　照らし出すよ
熱く昂（たかぶ）った　その胸の鼓動
夢は　いま燃え上がった
【A1】
忘れてた胸のときめき　言い聞かせてた
少しずつ君の瞳が　開いた
下らないルールや縛りを　笑い飛ばして
囚われた小さな世界を　壊せ...

【A1】
浮ついてる　ぼくの言葉
いつも通り　空回り
流れていく　この時間が
もどかしいばかりで
【B1】
あなたがそっと
口ずさんでた
流行りの歌と
淡く澄み切った...

【A1】
真夜中　瞳　閉じたら
いつかの　記憶　流れ出した
ほら　幻
樹の下　二人　佇む
花弁（はなびら）　一つ　落ちてくなら
もう　戻れない
【B1】
あの桜は
まだ咲いていた...

【A1】
暗く染める　雨雲が
近づいてる　ように
揺らいだ　雫で
また　濡れた
隠していた　本性が
ちらついてる　のなら
重ねた　仮面で
口　塞ぐ
【B1】...

【A1】
ふわり溶けていく　上（うわ）の空
午前5時半の　雨模様
街が　虹が　空が　醒めた
ゆらり過ぎていく　人の中
ふらり歩き出す　私たち
遠く離れてく　景色さえ
気怠げな足並み
【B1】
焦らなくても　時間は...

【A0】
煌いた小さな光は
ちょっと頼りないけれど
あなたの隣でいつも
夢を照らしてた
～間奏～
【A1】
誰かの呟いた声に
そっと耳を塞いでる
都合の悪いニュースも...

【A1】
微熱を纏った
濡れた唇は
赤い薔薇
キャンドルの下で
貴方は囁く
その言葉　ほら
【S1】
『愛してる』なんてね
くだらない嘘吐(つ)いて...

【A1】
春が過ぎて　夏が過ぎて
季節は巡る
秋が過ぎて　冬が来ても
忘れられない
ありがとう
【S1】
遠くに　感じてる
あの頃の　僕達は
小さな　掌で...

【A1】
いつもと同じ足音に
機械仕掛けのボクは　　　
焦がれていても　焦がれていても
伝えられずに　いたのさ
時計仕掛けの街角で
変わり者の貴方は
壊れていても　こんなボクでも
大事にしてた　んだよ
【B1】...

【A1】
朝 寝ぼけたまま
浅いソファーに腰掛け
また 傷だらけの
赤い六弦を掴んでた
【B1】
速く速く 進む
永く永く 続く
遥かな未来を過ぎても
逸(はや)る言葉 紡ぎ...

【A1】
こんなに時間が掛かった
大好き　大好き
気持ちに気付くまで
途切れた言葉の欠片は
あんまり　あんまり
君には届かない
【B1】
ふっとした瞬間に　零れ落ちる涙
僕達が過ごしてた　この教室の...

【A1】
歩き始めた
また歩き始めた
長い　長い
夕暮れの道すら
心地が良くて
思い出の場所まで
耳を　撫でる
篠笛の中
【B1】...

【S0】
ささやく　声
すれ違う　空へ
【A1】
そっと　繋いだ
指の温もり　忘れてってる
もっと　あなたと
同じ時間（とき）　生きていたかった
【B1】
傷ついた　胸に残された...

【A1】
街にひしめくノイズと　温い風の中
通り過ぎる人の波　孤独押し寄せる
【B1】
貴方の視線感じた　罪な恋心
濡れた私の記憶をどこかへ　拭い去ってった
【C1】
熱く長くて淫らな　口付けを
早く見つめて啼かして　そのまま私を　抱き寄せて
【S1】...

【A1】
囁く星の　灯の下(した)で　祈ってた
煌く　一筋の　青
【B1】
決められた　未来は　誰のためなのか
奪われた　理想を　描いてる
【S1】
いま　体温の　導きに委ねて
違う空へ　腕を伸ばすのさ
いま　目の前に　示されたレールを...

遠くに霞んだ
光の粒　掴みたかった
長い暗闇で
僕はずっと　燻ってた
未だ　辿り着けぬ　未来でも
今は　追いかけるよ　ほら　踏み出すのさ
まだまだ
行けるはずだろ　立ち止まらないさ
今更
退けるはずない　まだ走れるさ...

【S0】
キミが欲しいのは　甘いキスでしょ？
愛してる　どんな時も　キミだけなの
【A1】
遠くに見えてる　キミの横顔が
近づくほど胸高鳴る
約束の時間　二十五秒前
隣にそっと立つ
手と手触れる度　鼓動早くなる
ウブなところにも惹かれて...