メギィ

真っ暗闇の中で 蠢く感情
磔にされたままで 泣いてる
心を失えれば 痛みは消える？
まだ磔のままの僕は 闇夜に堕ち
光に群がって ひらひらと羽ばたいて
哀れな姿を晒してる
バラバラバラ 心は千切れる
光 手伸ばし 無残に燃えてゆくの
メラメラメラ 羽は灰になる
醜い羽を捨てても何も変わらず...

何故 僕は生きてるのか
何故 僕は息をしてるのか
この暗い絶望の闇の中にまた独り逃げてゆく
どうせ叶わないのならこの想いごと胸に突き刺して
叶わない願いを 莟のまま僕は
どうせ報われないと信じてしまう
水もあげず ただ枯れてくのを見てる
何をすればいいか 解らない振りで
考えることすらも置き去りにし...

もしも願いが叶うのなら キミが泣かない世界をつくりたい
願っても願っても神様は 他人のフリで頭上を通り過ぎてゆく
だから僕が叶えようと 精一杯に考え抜くんだ
どうしようって思った瞬間に僕だけの時間が止まった
チクタク チクタク、流れるトキ
くるくる くるくる、まわる僕は
ひとりポツンと取り残されて
...

此処は空虚に満たされ 毒に冒され
光届かない 穢れた深淵
いつか夢見た未来は 音も無く崩れ去って
存在したことすらも 忘れ去られ消えゆく
今 此処に在るのは 深い闇と絶望
這い上がるにも壁すらない 何も届かない
唯 存在理由探してるだけ
この声を聴いて
嗚呼 助けてと叫んでも こだまするだけ
動かな...

昔ここで遊んだね 朧気な記憶
砂の城の直ぐ側で 紫陽花が見ていた
死にたいと願う度 また此処に引き戻される
涙雨降り続く 耳に障る雨の音が心を締め付けるようで
どんなに辛いときでも あの花は変わらず空を見上げてた
大人になって僕らの 道が別れようと
迷ったらまたこの場所で二人落ち合おう
約束は想い出...

くだらねェ毎日に 想いを耽って
何にも残らねーの 憂鬱 全壊
嫌味なほどの 青空睨んで
自殺日和だ 階段を上る
あーぁ
早く落っこちて アスファルトとランデブーしたい
あーぁ
もう止められない
きらきら光る星になって
世界のゴミムシ眺め...

二人で歩いたこの道
降り積もる雪が足跡を消す
それでも確かに存在してた
思い出すら覆い隠してく
きらきら眩しくて好きだった声も温もりも
もう戻らない
幻に手を伸ばしてみても 何も掴めない
解ってはいるけど
僕の側 きっといるはずと その手を探すよ
かじかむこの手で...