GUMIKO

【1-A】
君の頬を伝う
雫を飲みこんだら
まだ残る温もりから
約束を思い出す
【1-A2】
守れずに溶けてく
大切なものだけど
僕はまだ未熟だから
仕方ないよね...

【A】
甘い夜風誘う
月は蒼く瞬く
ミルクの霧の中で
ワルツを踊るの
【B】
「ワインはいかがですか？」
赤いブローチを付けた
うさぎさんの誘惑
ワルツは終わる...

わずかに白が残るなら
僕の羽で汚そうか…なんて
ネズミの様な素早さで
羽をもがれるその前に
ソコにいるんだろ？
神様と名乗るヤツが偉そうに僕を見た
しずかに散らばる羽さえ憎悪から
「抜け出す入口ならいらない」
出口から鳴いた
無理やり黒で染めるなら...

僕は 何も言えない
君は 僕をみつめる
僕は ただの人形(パペット)
君は ただの人間(マスター)
いつか 君のとなりを
歩く 叶わない夢
あの時 僕をつかんだ
小さな 君の手
最たる あの瞬間は
誰にも 消せない...

黒い車内 私は一人
只々汚い感情を
抱え込んで 静かに
息を殺して 強く
髪を強く掴んだ
いつも通りの手順で
鍵をかざして入る
スライド式のドアを
静かに そっと 開け放つ
後部座席を...

プライドという名の呪縛
アンタだって　かなりキてるよ
ほんとはそんなもん　はなっから
ないのにね　大人って可哀想
プライドという名の現実逃避
少しは現実見てみなさい
まぁ　そんな気はなっから
ないけどね　子供って恐ろしい
悲しきこの世界　よどむ都会(まち
宛もなく漂うニート達...

１日…1分1秒でも早く
貴方の笑顔がみたい
どうか貴方達に届いてほしい
「一人じゃないんだよ」と伝えたくて
今私にできることは歌うことだけ
少しでも笑顔が浮かべられますように
手と手を繋ぎあい
重すぎる感情に負けないように
貴方は強い人
でも無理をしないで　この広い空の下...

遥か遠く　空から呼びかける
いつか旅した　あの理想郷
花の香り漂う　幻想的な空中庭園
そこにひっそりと在るのは　美しい花城
天翔る精霊が　花城と僕に向かって花を撒く
甘く儚い香りが柔らかい風に乗り
僕の脳内に入り込み　靄が掛かった空間を
一つの光が切り裂く
白昼夢を観る僕の終わらない物語
何時しか僕...