タグ「曲募集中」のついた投稿作品一覧（13）

かなしみは小舟にのせて
ゆらり　ゆらゆら　流しましょう
こんな綺麗な星月夜
ならば　さみしくないのでしょう
かなしみは小舟にのせて
ゆらり　ゆらゆら　流しましょう
季節おくれの杜鵑（ほととぎす）
香り　こころを撫ぜるでしょう
かなしみは小舟にのせて
ゆらり　ゆらゆら　流しましょう...

浮かべて漕ぎだして
柔（やわ）い手のひら　大切にしまった
どこへもゆけるんだ
疑いも知らず　冷たさに浸す青
指きりの花いろで　唇染めて
薄い氷のうえを歩くみたいだ
さざめく声に揺らされてさ
だけど信じることが大人みたいで
本当も嘘も乗せた小舟
流されて　はぐれてしまいそう...

遠いどこか　君が笑った
僕には届かない場所で
星をひとつ　亡くす間に
いくつの思い出に触れるの
どうか連れて行って
消えて消えて消えてしまおうか
すべてすべて棄ててあげる
どんな優しい夢をみるとして
君がいない朝はこんな冷たい
いつか二人見ようと言った...

天へ届くように　手を伸ばす冷たさ
声も聞こえない　呼吸（いき）もできない
泡音だけ　揺れた
密か走る列車　行き先を忘れて
朝も夜もない夕日の国へ
連れていって　僕を
花の歌が　沈む湖
かたく蕾んだままで
まだ眠り続ける
その花はひとひらの...

何度も絡まり　ほどけた朝
そうして気づく甘く散る花びら
いつからそうして僕の傍（そば）で
微笑みながら泣いていたのだろう
君の影が淡く　まぶたに焼け付く
ゆら、ゆら　君は無垢なままで
スカート揺らして歩いてく
ちいさな足跡はまるで花びら
季節に霞む 背中追うけど
追いつけないことを　僕は知ってる...

冷たいつま先で
そっと歩く君の癖が
痛くてとても悲しいよ
傷口を隠して
何もなかったことにして
守れるものはないのにね
君のほうがきっとずっと痛いな
だけど　君を想う僕だって　僕だって
ねえ　ショコラ　抱きしめてよ
君のためじゃなく　僕のためにさ...

こわい夢をみたの
かわいいリボンの女の子
音楽で耳をふさいで
無理やり世界を隔離した
その一瞬だけ
心はきみで　きみで溢れた
ためらって　きらきら
神様はまつげにとまる
時間はそっと息をひそめた
ここにはもう　きみとあたし...

はだしで雪を歩くと
今までのあたたかさを思い知った
ごめんねを繰り返して
それでも　もどれないんだ
なんども振り返る道
確かめてほら　勝手に傷ついてる
いつまでもこんな風に
後悔してばかりだね
白くかじかむ恋は終わった
さよなら　さよなら...

終わらない鐘の音が響いて
夕焼け溶けた
最初から最後までのモノゴト
知らないまんま
やっとこさ身についた堪え性
くだらないでしょ
地べたから見上げてもあたしは
飛べないまんま
瞬間、出会えた夕闇坂道曲がり角
あのときの景色に会いたいんだ...

揺らせ揺らせ　花の誘うレヴェランス　
くちづけして羽根になるスカートのすそ
サンザシの木　陰にかくれ囁いた
連れていってくれませんか　ティル・ナ・ノーグ
つまさきでアン・ドゥ・トロワ
こゆびの糸は
媚薬もかなわぬ宵闇のパ・ド・ドゥ
チクタク　時計なら
こわしてしまった
蝶々も鱗粉のドレスで飛んだ...

ひとつずつ重ねたあなたへの恋
咲かせたい　咲けない　涙がある
どこまで行けば想いと同じ言葉を持てるの
ささやかな願いとやさしい右手
青すぎる孤独に落ちる夜も
そのままの君でいいと　光射す朝をくれた
ひとつぶの涙には　溢れて落ちるほどの　あい
君が泣く夜には　僕も泣いてるんだよ
あなたの声が今も響きま...

黄昏間近の交差点
またねと手を振る君をみていた
六弦おさえるその指は
今だけあまりに頼りなかった
最終電車に駆け込み乗車
注意をうながす車掌の声は
ひどく遠くから聞こえるようだ
明日は朝から夏日だそうだ
こんな小さな歌は君に届くだろうか
ケータイからうんとエールを送ります...

悔しくてこぼれた涙　見ないふりできないの
ランタンに星を集めて手をつないで行こうよ
カラカラの喉からは　声がでなくなっても
くちびるは歌をうたう　わたしには聴こえるよ
あの月でうさぎとランチを　星の森の中でうたいたい
その歌は星のかけらをまとい揺れて
まるで星のパレード
小さな手　抱えきれない星屑は...