SAmLiN

「嘘つき」君の吐いた言葉
頭の中で　木霊してる
いつか見た世界でまた消えていく
子供の頃見ていた　夢はとうに
とうに　失われてしまったみたいだ
「親友だ」って言ったその声は
その声は　今どこに？
嫌い！嫌い！　叫んでる
特異な僕の心の臓が
音をたてて　泣いているんだ...

降り積もる雪の雫を
掬うように手を差し出す
凍える身体を抱きしめるように
あなたは　消えた
聞こえない声に耳を澄ませ
音にならない言葉をかける
感じるぬくもり手をつないで
はぐれたくないよ　力込める
隣を歩いた想い出も
差し伸べられた君の手のひらも...

ねぇあなたの声を聴かせてよ
お願い今すぐに伝えてよ
この　鼓動の音が止まってしまう
前に　一度だけでいいから
僕らが初めて会った日のこと
憶えてる？もう　昔のことだけど
そばにいてなんて　言えるわけがない
あの日交わした言葉　今でも思い出せるよ
ただ会って話がしたい　それだけが今
僕がずっと願う望み...

A
暗闇から立ち上がれと　声が聞こえた
背け続けた目よ　前を向け
隠されていた内緒話　今もひそめて
続く僕らの旅は　これからも
B
棄てられたゴミ溜めの中に埋もれた
憎悪を決して　忘れるなと
理不尽に振りかざした刃を
護るためと　嘯くんだ...

That is a reason　集え
光と闇の同志よ
A
手を引かれ　裂かれて辿り着いた
先の　施設で出会う子供達
怒号に悲鳴が　耳にささる
逃げ出せないのと　足をとめた
撫でられた　頬に伝う雨も
今は　とうに枯れ果てちゃって
神に祈りを　捧げよう...

さぁ崩せ！ この世の全てを
君に届け命の絆
A
今日も開くことのない 閉ざされた暗い門
立ち入る隙などない冷血の城
窓から見下ろすその景色 どう映っているの
決して踏み入れることのない境界線
B
怯えて 目をそらした 恐怖に逃げ惑い
剣(つるぎ)を携えた手は 震えに囚われ...

S
手を伸ばせば　あの空の下
いつか　いつか　行けると信じて
何度も叫ぶ　何処までも駆ける
その先にある輝きを求めて
A
届くと信じていた日々を思い
窓を見下ろしてため息吐いて
振り払われた　右手見つめる
今日もまた　変わり映えのない一日が...

頭S
名前のない花を君に贈ろう
宛先だけが書かれた花束を
早く元気になりますように
その重いだけを込めて
A
店先に並ぶ花々より
野に咲いた花がきれいで
名前も知らない君のために
ひとつ、ひとつ摘みあげた...

A
きっと　きっとそうだ　あの日僕らは
見てしまった　世界の秘密を
隠せ内緒の　内緒のハナシ
誰にも知られちゃいけないよ
早く　さぁ早く　幼い僕らよ
見つかる前に　ここから立ち去れ
隠せ表情　ポーカーフェイス
罪悪感から　全力疾走
B...

A
何も無い広い世界に一人
ぽつんと　立ち竦(すく)んで
耳を塞ぎうずくまり泣いていた
もう、こんなのは嫌だ　叫んで
B
心の鎖に囚われた
断ち切れ　その声を！
S
壊せ！燃やせ！命の灯を...

A
深く暗い穴を見上げる
まん丸お月様を見下ろし
逆さま真っ逆さまなこの世界
「おやおや　どこまで落ちて行く？」
A2
明るい人生も急展開さ
大切なものも消えていって
投げつけられた言葉に塞いだ
あのね　私、こんなはずでは......

S1
あなたのことが好きでした
でも　他に好きな人がいる
あなたのことが好きでした
それだけは確かなことだから
A1
あなたと初めて会った日のことを
憶えてくれていますか
あなたと初めて交わした会話を
今でもまだ　忘れられなくて...