A
暗闇から立ち上がれと 声が聞こえた
背け続けた目よ 前を向け
隠されていた内緒話 今もひそめて
続く僕らの旅は これからも
B
棄てられたゴミ溜めの中に埋もれた
憎悪を決して 忘れるなと
理不尽に振りかざした刃を
護るためと 嘯くんだ
S
染まっていく穢れたこの身も
仲間のためなら構わないと
抱きしめられた温もりを感じ
零れる涙は どこからくるのだろう?
開放を望む隷属の
希望さえも打ち砕いて
壊そう 何もかも沈めて
投げ出した過去 見つめて
A
怯えていたあの頃よと 声を投げかけ
俯いていた顔を あげろと
泣き続けてた昨日の僕ら 手を握りしめ
歩く罪の記憶は 消えないよ
B
路地裏に隠れていた幼い日は
逃げ出せないと 吐き捨ててた
引きつった嗚咽がもれる涙を
止めるためと 手を伸ばした
S
濁っていく清らかな心
生きるためなら仕方ないと
震えていた身体を抱き
落ち着く姿は どこにあるというのか
手に入れた禁忌の果実は
秘密すらを裏切って
切なく 降り注ぐ雨雪を
逃げ出した この世の果て
C
通り過ぎた見世物芸屋
路地裏に響く 汚い嘲笑(わら)い声
パンドラの箱を開けた瞬間
「馬鹿げたお遊びは終わりにしよう」
S
染まっていく穢れたこの身も
濁っていく清らかな心も
仲間の 生きるため 構わないから
震えた身体 抱きしめるぬくもりを
開放を望む隷属は
果実に手を伸ばして掴む
絶望に気づかぬうちに
突き立てた牙 撃ち込め
黒線の上に白い銃弾を
逃げ回るのは もう 終わりだ
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