威子

pseudo-unhappiness
存在した筈の青春は真っ白に
溶けてなくなった、そりゃ贅沢だ
足りない感傷朽ちてく感情
不幸にはなりきれない
甘いな僕は
"連れ出して"
また振り出しに
"思い出して"
本物の夏を偽る...

「吾亦紅につけて、」
拝啓 青空も懐かしく
何度も書き直したような雲
伝えたい言葉は中枢で止まって
2、3年前の曖昧な記憶
不完全だけど覚えてるこの曲
嘘じゃない、足りてない、
もっと貴方の言葉に触れていたかった
滲んだ便箋、夏は嫌だな
思い出してベランダに出る...

6限チャイム溢れだした涙 嫌いだ
サヨナラ先生 数百回目の嚥下した言葉
先手打たれたら勝ち目ないのに
この愛は知らない言語
怖くて帰りたくないの
嫌なら私を見ないで
だけど一人にはしないで
5%の偶然で
棄却された同等の好き
大人になんてなりたくないのに...

貴方が笑う時　私は目が覚めている
私が眠ったら　貴方とはさようなら
偶然の出会いこそ私を悩ませている
どうやったってこの恋は始まりそうにもないや
夢でいいからもう一度　確かめたい淡い期待　冴えないわ
映し出した花の香り　曖昧な答え
まだ君の眼に居たかった　風に乗った想いは白く地に落ちた
一年経った今...

「掻きつけ花」
丹つらふ君を思い出でて恋しき時は、嗚呼
ながめがちに、音のみ泣く　私のみ搔き暗すわびしさ
紅に染まる君の頬に触れてみたくて、uh
音だけじゃ現実じゃない？否々、目に映ればクライシス
幾十度嘆きつつも、掻きつけむ方なくながめ暮らしつ
目にも手にも感じなくても、画面を頼れば垣間見えるイド...