タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧(13)
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アルビレオ
脆くて儚い 優しい光は
キミの願い
止まない雨雲の向こう側に
星が今も輝くこと
誇らしげに語るキミが 少し
僕には煩わしかった
転び傷ついた二人に
延べられる手などなかったから
共に肩を寄せ 支え合うように...アルビレオ
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空の頂
人の心を貪り食う闇
踏み出す足に絡み付いては蠢く
放たれた矢は戻らない
明日を信じて進むだけ
痛みさえも希望として
私は空を駆ける
Honor of SKY HIGH 掴みとる
この手に自由とその栄光を
光と影が交差する空...*空の頂
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tear blooms
目覚めて触れる死が
私の生を食む
まだ深い夢の底
揺らめく泡の今日
届かないの
望んだ明日はほら 途絶え
咲き誇るイミテーション
無機質の砂漠で
鳴いているカナリアは...*tear blooms
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のっぺらぼう
楽観者集う今日の議題は
結論なんて梨の礫
頭の中 花咲いたまま
傷口など見ぬフリ
共感できない 興味沸かない
子供染みたパラノイア
行方不明の理想の僕に
投げつけた不適合の称号
現像不能のネガフィルムに...*のっぺらぼう
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万華鏡
花が枯れて 希望は永久の底
僕が君に託した鍵と時計
「さらば、友よ」 今は分かれて
ひとり 別の道を辿ってる
機械仕掛けの惑星が
空の真ん中から落ちた
la Música 応えて
いつの間にか過去も未来も
うずまき銀河に 呑まれて...*万華鏡
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礎なりし薔薇の夢
A
綻ぶ薔薇の蕾から
甘く薫る「生」の息吹に染まる
嗚呼… 君はあの日のままに
時の牢で眠り続けてる
B
月影に照る部屋で
痛みに身を攀じって
幾千の夢を見る...*礎なりし薔薇の夢
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色褪せたプロローグ
本棚の隅っこ 古びた日記帳
日に焼けて擦り切れた
僕達のプロローグ
君と語り合った 平凡な街角
握った拳に夢想を掴む
「世界を変えよう。」なんて得意げな
君の笑顔 眩しくて
一番星光る 二人手を伸ばして
夕暮れに長く伸びる二つの影...*色褪せたプロローグ
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Little Green
あの頃の僕を思い出すんだ
弱気で泣き虫な少年
今でも大して変わってないな
落とした肩に降る雨
「きっと雨もいつか止む。」だとか
「明けない夜は絶対無い。」だとか
気休めに聞こえるんだ
とぼとぼ歩く 長雨のトンネル
出口はいまだに見えない...*Little Green
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始まりの鍵穴
鍵穴 それは鍵穴
彼の胸に穿たれた
深遠への約束
生命への慟哭
つまりは、鍵穴
不愉快な雑音(ノイズ)
発条仕掛けの迷路を抜けて
錆色の町に降り注ぐ
見上げた先に発煙筒...*始まりの鍵穴
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思い出してもご覧よと
窓際の絶望感にご挨拶
夜はどこまでも深いねなんて
いなくなった温もりに告げた
複雑過ぎた日常に
排ガスと煙草の脂が染み付いた
いつも悲しみを引きずっていて
少し飽きてきた所なんだ
朝からの雨は
もうすぐ止むだろう...*再考
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A1
朝が焼けたら真白い灰は
フウワリ溶けて舞い散るの
望んでいたの あたくしは
待っていたのよ あたくしは
あの日のままに
あの日の場所で
A2
痛みに眠り 片目で目覚め
いつもの夢を見続けたのよ...*むだい
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裏切りの対価に…
A
ほろ酔いの背後霊と歌う声
酒樽に隠されてる鍵の束
振り向けば逃げられない夢の痕
砕け散る十二時過ぎ 鐘の音
B
くすんだチェス盤 マスの上で
君の次の手を待ち続けた
裏切りに染まる黒い駒が...*裏切りの対価に…
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I'm a PIERROT.
思い出したのは
何気ない感情の起伏
柔らかなタンパク質に微睡む
拍動 脈動 「ここから」の胎動
I'm a PIERROT.
語り部としての役割を淡々とこなして
I'm a PIERROT.
怖がりな心臓をこの箱に閉じ込めたまま
笑って見せてよ こんな愚かな世界で...*I'm a PIERROT.