雪凪

君と私の距離はどれくらい？
見えているのに触れられない
君の握り返した手は誰のもの？
伸ばした手はただ空を切る
望んだ夢は叶うことなんて無くて
思い出を反芻するだけの日々
「もしもあの時」
そんな言葉ばかり頭に浮かんで
後悔ばかり押し寄せてきて
「どうして私は」...

出逢えたことは偶然だけど
惹かれたことは必然だった
ごちゃついた頭整然とさせて
告白するまでのお膳立て
好きになることに理由はあって
好きでいることに理由はなくて
強いて言うならばキミといたくて
敢えて言うならばキミといさせて
期待させることばかり
するなんてズルいよね...

キミが一つ嘘を吐く度
ボクも一つ嘘を重ねる
どれだけの嘘が積まれても
ボクはたった一つの嘘を吐く
やましいとか後ろめたいとか
理由なんて知らないけれど
キミが隠したいことなんでしょ
だからボクは嘘を吐き続ける
本当はわかっている
キミがボクを騙す理由...

誰かのことが好きだとかそうじゃないとか
そんなことはどうでもよくて
自分のことをどれだけ愛せるかって話
だってそうでしょ人間皆嘘つきなんだから
その場かぎりの好きなんかより
自分を好きで居られることの方が大事
明け透けな言葉に惑わされなくて済むし
自信だって持てるようになるかもしれない
少なくともそ...

いつものようにアラームの音で目を覚ました
二人で寝るようにと買ったベッドこんなに広かったんだ
当たり前のように続くと思ってた関係も
こんな簡単に終わってしまうもんなんだね
思えばずっとキミに負担ばかりかけていたっけな
手伝うよって言ってもキミは
「好きでしてることだから」なんて笑って言うから
つい甘...

あなたに会えて良かったなんて
前向きなこと言えないの
あなたと過ごした日々はとても
素敵だったなんて嘘
あなたが私をどんな風に
思っていたか知りたいの
あなたを私がこんなにも
想っていたと伝えたいの
後悔した時にはもう遅いって
どこかの誰かが言ってたけれど...