イタリアの古い詩や教会、絵画などをこよなく愛する、ハイテンションな根暗。 詩は、書くのも読むのも大好き。 なのですが、感でばばばって書くので、すごく脱線することも。 ……よろしくお願いします。
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(non title)
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月満ちてまた巡り
何度目の夜が来た?
影無き指を透かす
空な廃墟(まち)の中で
蒼く沈んで錆びつき
崩れ落ちていくのは
音も無い私の声
叫び続けているの
あなたに触れたくて
ひび割れた胸から...Howling
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振り向かないでね
ほどいた手のひら
残る微熱がいつか
消えてしまっても
あなたはそのまま
立ち止まらず歩いて
遠い空へ向かい
小さくなる背中を見つめて
涙落ちる前に
きつく閉じたまぶたの裏...Dear dreamer
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雨上がりの空を睨んで
切れ切れの雲に悪態をついた
大嫌いだ 大嫌いだ
意味を無くすほど強く 強く
口をつく言葉は いつだってそう
裏と表がちぐはぐで
違う 違う 伝えたいのは
そんなことじゃないのに
泣き叫んで 喚き散らして
それでも届かないこの心は...(non title)
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ガラスの靴が消えて
かぼちゃの馬車は砕けた
夢見てた舞踏会
魔法も解けてしまった
どうして私は泣いているの?
震えてるの?
何度 名前を呼んでも
応えはない どうして?
あなたは何処にいるの?
お願い隠れないで...morto
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なぜそこでずっと
膝を抱えてるの?
心の中で一人 もがきながら
名前呼ぶ声は
あなたに届いてる?
あなたを守る壁が 邪魔をするの
正しいものだけかき集めて
塗り固めた壁だって
必ず何処かは歪んでる
天使と悪魔は表と裏...イキテルアカシ
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降り出した雨に染まる
懐かしい思い出町
柔らかい風も空も
変わらずにあの日のまま
別れを告げた街並み
姿変えたけど かしこに
面影が息づく
鳴き止まぬ雨音を
紫陽花色の傘で聴いた
暮れ行く街の隅で...雨色回想 (アマイロ・ノスタルジア)
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S:5+5+5+3×2
青空に滲んでく真っ白な翼
見上げてる君の目に映るのは光
A:8×8
雨上がりの午後 閉じた傘の花
太陽浮かべた水たまり蹴って
走り出す君の姿眩しくて
僕はいつだって目を細めていた
A:8×8
気付かないうちにみんなが零した...青空
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顔を上げてごらん
旅立つ時が来たよ
作り笑いばかり上手になる
ちっぽけな自分は「大嫌い」と
いつしか殻の中 身を縮めて
泣いていたんだね 一人きりで
心の奥 疼いてる
傷は容易く勇気を奪うけれど
ゆっくりでいいよ カタツムリ
悲しいだけの思い出だって...カタツムリ (応募用)
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お早う御座います 時刻は午前4時
天気は一日 曇りでしょう
まだ寝足りませんか? 寝惚け眼ですね
眼鏡はもっと右です
カーテンを開ければ 昨日とおんなじに
汚れた景色が あるはずです
(何も変わらないと 知ってるくせに何故
溜め息をつくのかしら?)
優しい嘘を吐いてあげましょう アナタがそう望むな...Twisted Transistor (応募用)
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鮮やかな朝焼けに 手を伸ばす闇の中
果ても無く堕ちていく 形さえ失って
静かに溢れ零れていく 雫に意味を探したって
過去形だらけの優しさじゃ 私は救われない
瞬きのような白昼夢が
貴方の言葉で壊れていくわ
殻倶汰だらけの世界で あの日私が流した
涙ほど無意味なものが あの場所にあったかし...Doll (応募用)
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蒼い空が崩れていく 儚い音が響いた
猛り狂う波に風に 光は消え去る
柔らかな雨粒は いつしか無数の礫と変わって
この大地に渦巻く 全ての音を飲み込んだ
救い無き今 せめて我ら忘我に
身を委ねて 眠りにつこうか
戒めにも耳を貸さず 人は罪を重ねゆき
裁きの夜に 怒り宿し 雷が爆ぜた
選ばれし者たちは ...Noah (応募用)