タグ「曲募集」のついた投稿作品一覧（22）

雨上がりの空を睨んで
切れ切れの雲に悪態をついた
大嫌いだ 大嫌いだ
意味を無くすほど強く 強く
口をつく言葉は いつだってそう
裏と表がちぐはぐで
違う 違う 伝えたいのは
そんなことじゃないのに
泣き叫んで 喚き散らして
それでも届かないこの心は...

無理矢理笑って
他人に合わせて
世界はそんな物だと
君が呟いた
夢を語ることも
いつしかなくなって
隣に居るはずの
君に手が届かない
そんな気がして
思わず見上げた空の彼方では...

中央線通勤快速
乗り遅れた会話に終電
義務を忘れた三日月は雲隠れ
蹴り飛ばした空き缶
潰れたサイコロで
上手くいかない人生ゲームを１、２、３、
前習えしたままの
この手をいつ下ろせばいいの？
痺れだす　狂いだす
冷えきったこの指先を　ああ…...

貴方の起こした風に
くるり、くるりと回りました
薄紅色の風車　夕暮れ道に、二人
桜　ほろりほろり
春の風に舞う中で　
共に老いて死ぬまで
一緒に暮らそうと
子どもの指切りのように
痛みを知らず交し合った
無邪気な約束を抱いて...

沈む世界の中　君は目を濡らして
空へ伸ばした手を　力無く降ろしたまま
どれだけ泣いた？
酷く痛む胸を　抱えきれないまま
僕は息を止めて　この手　君へ届けと走る
声を上げて泣いて良いんだよ
僕が側で君を守るよ　涙が渇くまで
隠したままの夢を出して
あの空高く蒔いてごらん
いつしかそれは　色鮮やかな花に...

張りぼての　世界
傘を開き　目を閉じた
静かに壊れる
“ワタシハ…”その先の声に
気付かない振りをして
“オネガイ…”続く言葉は
言わずに口を閉じた
語った夢は夢でしかなくて
もうこれ以上　進みたくなくて
気が付けばまた　降り注ぐ雨の...

言葉遊びの夜は
オレンジの月が照らす
雪のように真っ白な
一片の嘘を吐いて
細い糸で描いた
朝焼けに廻るRainy cloud
軽くノイズ混じりな
レコードの中の景色
夢路を辿ろう
心を脱ぎ捨てて...

揺らぐ視界と足元に 世界が崩れてく浮遊感
飛行機雲を踏みしめて 海の底まで君探す
何処にいるの？と呟いて 真っ黒な目に星が一粒
棘の城で眠るのは そこで生きてたもの全て
確かなモノなど何もない
この目で見てる君の顔さえ 酷く朧　歪み　霞む
それでも前へと伸ばしたこの手が　
君の指に触れられるなら
も...

【Ａ】
路地裏で胸を張る犬
気高い支配者みたいね
躊躇(ためら)いばっかのあなたより
誇りを持って生きているわ
【Ｂ】
瞳閉じて　見えないと嘆いて
何時まで足踏みしてるつもりなの？
早くその手　外して顔上げて
【Ｓ】...

ありふれた景色の中　重い荷物抱え
放り出す勇気もなく　ただ嘆くばかりで
泣きだした空に隠れて　君の名前叫んでた
まるで祈るように　繰り返し流れる町に
巻き込まれ進んだ明日　どうにもならなくて
思わず止めた足を　何処に向けようか
いつも迷い　探してた
正しい道や答え　何処にも無いなら
せめて君へと続く...

弓張り月の船で
星の海へ漕ぎ出そう
大波を渡るための
金の鍵を握りしめて
東の空に一つ
真っ白な雲が浮かんだら
真新しい景色が
目の前に開ける合図
Hight Yoo, 息を深く
Hight Yoo, 吸い込んで...

【Ａ】
部屋の中　鍵かけて
一人でじっと閉じ籠っては
俯いて　膝立てて
意地を張ってた私を
君だけが　見つけ出し
静かに名前を呼んでくれた
君の手の　温もりが
私に朝をくれたの
【Ｂ】...

【Ａ】
弾けたため息　密やかな波の音
浮かんでは沈む　波間の花びら
誰かが忘れた　片方のサンダルが
私みたいに　寂しげ
海風が少し　肌に冷たくなって
真っ青な空も　もう透き通った
もうすぐ秋だね　そっと呟きながら
踏みしめる砂　一人
【Ｂ】...

「Ａ」
ばらばら(スタッカート)で　陽気に(アッレグロ)
鼻歌混じりの
自由に(リベルタ)　踊る(ダンツァ)
くるり　くるり　いつでも
「Ｂ」
憂鬱なんて
私には　必要ない
笑顔も　涙も　全部　計算(カルコロ)
それが　私の　やり方(モード)...

赤と黒の金魚が
広い星空の中踊る　ゆらゆら
はぐれないよう握る
あなたの手の温度まで好きよ
夜の風が　ちょっと涼しくて
下駄の音も　祭りの音も澄んで聞こえる
少し前を　歩いてたあなた
振り返って　優しく私の手を握った
真っ赤なリンゴ飴が
ルビーみたいにつやつやと輝いて...

【Ａ】
もっとキスしてよ
痛いくらい深くまで
忘れさせてよ
くだらないモノを全部
「愛しているよ」
なんて安っぽい言葉
そんなお菓子で
騙せるなんて思わないで
【Ｂ】...

青空を背に風船
強い風に煽られ
遥か遠くに昇った
どこか遠く目指して
叫びのように込み上げる　感情に飲まれ
握りしめた拳　高くつき上げて
今　走り出す
何もかも忘れ
見えないものを
ひたすらに追って...

今でもこの胸に響いてる
綺麗で切ない旋律
未来は無限だと信じてた
あの頃二人の間に　違いなんて無くて
手を繋いで　笑いながら宝物探してた
公園の隅っこに
作ってた秘密基地　寂れて
「皆には内緒だね」
指切りの約束も　色褪せ
絶え間なくこの胸を...

居心地の良い夢が
朝の光に溶けて散ってく
手探りで描いてた
未来も共に枯れてた
目隠しの向こうで
手を叩いて呼ぶのは誰？
神様がこぼした
祈りに躓(つまづ)く
くるりくるり移ろってく
世界から遠く逃げて...

【A】
いつもどこか抜けていて
何もかもが中途半端
積み重なった日々の層に
決意の残骸(アト)だけ散らかった
この部屋の窓に
あなたが光を　当ててくれたら
私はきっと歩き出せる
またちゃんと胸張って
【S】...

―暗い―　何も見えないわ
―痛い―　足の傷が暴れてる
―怖い―　誰か私を止めて
―辛い―　もう限界よ
繰り返された過ち
死すらぬるいと聖者が呪う
ステンドグラスの光の中で
赤い靴抱いた老女が笑う
まるで見果てぬ夢のよう
甘く　残酷に首を絞める...

【A】
淡く揺らいでる赤いブランコ
遠くで誰かのくしゃみ一つ
灰色くすんだ塀の上を
白い靴履いた猫が通る
【B】
平和すぎて涙出ちゃうわ
こんな気持ち分からないでしょ？
あなたはいつも自由だから
私はいつも切ないのよ...