nokkenの投稿作品一覧
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reverberation
燃え残った響き
秘密で煮出した美しい葉のこと
褪せた黄色い車列
映画はまだ今も上映中
撃ち抜かれた弾丸の行方 誰も知らない
泥にまみれたゆうべのこと 誰も知らない
たたく鍵盤に言葉をゆだねて
水面を背にし 箱の中で
わらっている...reverberation (歌詞)
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jumpscare
絶叫 跳ねる心の臓
紅く空いた孔と目が合って
絶叫 爆ぜる咽の喉
溢れだす 恐慌 吃驚 全部僕のものだ
不安 拒絶されたって探せ
白面 今日の犠牲者を
赤目光らせこっち向いてよクレイジーゴースト
段々近づく8ビート
明滅 堅く閉ざした扉開けたら...jumpscare (歌詞)
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DEATH IN THE AFTERNOON
飲み下した失望を忘れるほどの衝撃と
日々過ごす糧を賄える程度の幸運を待ちわびている
いつか見た光は網膜の隅 消えないままで
忘れることもできず停滞を責め続けている
騒々として 奪い去る本能の隙を 殊に食むような弁舌を
想像を賭して 拭い去る情動の隅を言の...DEATH IN THE AFTERNOON (歌詞)
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しゃれこうべ
「貴方は死んだほうがいい」
優しい目できみは笑う
言葉は意味を持たないまま柔らかく傷を付けている
わかちあった日々をいつか作り話と間違えて
痛みのない想いをまた
ぼくら 箱にしまう前に
崩れていく色がすべて融かして
ぼくらは壊れて混ざっていく
同じときを刻めぬまま...しゃれこうべ (歌詞)
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シンメトリック・シンコペイション
笑って死ねばいい
おはよう 夢は見られたかい
幸せそうな顔 嘘みたい 綺麗なもんさ
憧憬なんて口にすれば終始双方顔を顰め
「酸っぱくて堪んないね」って意思疎通
心通わす兄弟
催した吐き気隠しているのに
そんなに平々然々としていられるのはどうして
画面の前 ロックスタ...シンメトリック・シンコペイション (歌詞)
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トリノの馬
抱きしめた肉の温もりで僕らはただ暖をとっている
夢の中で僅かな光を求めて歩くことをやめられないでいる
ああ どうか往かないで
みんな消えてしまった
身体が痛むなら 明日も僕ら生きていけるだろう
心は深い穴だ 落ちてしまったら
抱きしめた肉の冷たさで僕らはまだ暖をとっている
いつまでも消え...トリノの馬 (歌詞)
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lostman wants to be deadman
思い出せないほど長い間さまよい続けている
痛みや苦しみが僕らを生かすものだというのなら
そんなものすべて捨ててしまいたい
そう願っている 願い続けているだけ
忘れたいほど長い間終りを探し続けている
だけど何をしても許されはしないだろう
そう思う...lostman wants to be deadman (歌詞)
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悪夢と呪殺
いつの間にか亡くしてしまった心は見つからない
誰の声も届かない穴倉の底探している
証明をしくじって存在も許されない
あの日見たはずの景色はいつしか想像の中に消えていった
それでも離さないように手を握る 空を握る
時間は止められない あなたはそう言った
昔見た夢は悪くなる もう食べられない...悪夢と呪殺 (歌詞)
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青い鳥
どこにも繋がらないこの部屋の窓から
どんな景色を見るの
眠れない夜 起きられない朝を超えて
どこへ行くの
幸せも憎しみも連れてくるよ 青い鳥
百幾十字の言葉 ナンバーサイン 青い鳥
誰もみな生きているふりを隠そうとしない
濁った文字の海の中
いつまで続くの...青い鳥 (歌詞)
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HOPE
黒く重い雲の下 響くのは天からの誘いか
海を越えて 空を裂いて 低く深く轟いている
どこから来てどこへ向かうのか誰も知らぬ他人の群れが
何も映らない眼して一本の線を描く
隠された屍を踏みつけてどこへ往く
知っているか この先に待つものが何なのか
「さあ、もうすぐここに希望の舟が来るぞ」
「...HOPE (歌詞)
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vacances
終わらない旅路を
永久に続く帰り道を
昨日の後片付けを
望まないそれらを
全部放り投げて
全部解き放って
それが夢幻や現実だとしても
入れ替わる表裏
正しさも間違いも届かない場所へ...vacances (歌詞)
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beautiful disaster
僕らの言葉はいつか死んだまま
誰も知らない場所で眠っている
夢を見ない人たちがやってくるのを待っている
そこはもう二度と戻れない場所
ねえ 言わないで その言葉は
いやなこともすきなことも全部忘れてしまうよう
凍てついたその身体を投げてしまった
ただそれだけ
何...beautiful disaster (歌詞)
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人に満たない
目蓋に映る世界の価値を知る
夢を見るから 家まで帰れないな
人は急いで時計の針を進め
時間はそれでも歩みを止めはしない
私はまだ取り残されているみたいに
窓を開けられないままだ
また赦されてしまう前に
胸の音が止まってしまう前に
真白い壁に破滅の夢を描く...人に満たない (歌詞)
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サニーデイ
昨日のテレビも 明日の天気も
どうでもいいこと
鳴りやまぬ鼓動
今日も朝が来て夜を待つだけ
怠惰と惰性に支配されるだけ
君はイヤホンで耳を塞ぐ
やまない雨はないって
明けない夜はないって云う人が
怖くてたまらないから...サニーデイ (歌詞)
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砂漠
目的地もなく行き交う砂の群れ
色のない空に色のない虹を描いている
目にする総てが亡霊のように
容姿も見せずに足音が響く
キャラバンは進む 遠く オアシスを目指して
君は象の背中の上 寝息を立てている
不自然に立つ信号機が目障りだ
赤 青 明滅するそれに立ち止まる
言葉の代わりに手に入れた影は...砂漠 (歌詞)
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she is shoegazer
彼女は下ばかり見ている
そこにはすべてが在る
その目は何を見ている?
ねえ、君は何を見ている?
彼女は轟音を着飾って
その姿は轟音そのものだった
その目は何を見ている?
そこには何が在る?
清らかなその精神 騒やかなその空気...she is shoegazer (歌詞)
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school girl pandemic
最後の言葉 おわりの言葉
孤独が支配する21g
殊に赦された他人などいない
故に殺された人もいない
凍り付いた夜空 思考する
暗闇に憧れを 鼓動は塞いでいる
世界を孕んだ 記憶の逆流
妄想こそすべて 吐血する自意識
誰もいないパレード 愚鈍な哲学...school girl pandemic (歌詞)
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叫び
理由なんて知らないけど何故だか不満で仕方がない
平面の歌姫の皮を被り叫ぶ
理由なんて知らないけど何故だか不安で仕方がない
誰にも知られぬまま失せてゆくだけの生命
御託はいいからさっさと歌え
夢見た世界には程遠いが
俺の価値を教えてくれよ
誰でもいいから さあ
理由なんて知らないけど何故だか不満...叫び (歌詞)
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dying message
おおきな口を開けて飲み込んだ
口にした言葉は海のようだ
僕のすきなあなたの哲学
夜に隠されたまま消えてゆく
怖いものを見たくないと
閉じた目をこじ開けて
なあ 殺してくれよ
よごれた感情が燃えて灰になる前に
きれいな絵を見に行こう 遠くへ...dying message (歌詞)
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シングルコイル・ヒーロー
空を裂く音像に括目して揺らいだ残像を消し去っていく
永遠は今日も知らん顔で冷凍都市を急ぎ足で進む
躁を撃つ想像に錯綜した幻想が現実を斬り殺していく
永続なる狂が飛び出すような性的衝動を喰らっちまって
腐っていくだけの身体を引き摺って
彼女は今日も都市を往く
失ったものの数を...シングルコイル・ヒーロー (歌詞)
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buried alive
冷ややかな空気が肌を掠めていく
音のない世界について覚えたすべてのこと
むせかえる土のにおい 浮遊した意識の奥に
混ざり合う孤独を抱いて暗い底に沈んでいく
呼吸がまだ続くうちに亡くした昨日を作り直す
鼓動を記録できないまま義眼の犬が笑い出す
飲み込まれた内臓を汚れた手で結ぶ...buried alive (歌詞)
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世界の終わりとテレキャスター
ささくれ立った未来が消えた妄想を放棄した
波立った感情は狂騒を生み出した
ざわめききってた今日は冷めた過去に食い荒らされた
涙った感傷がすべてを奪い去った
the end of the world
崩れ落ちた時代が吐いた願望に想起した
先立った凶暴は信仰を消し去った
生...世界の終わりとテレキャスター (歌詞)
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背徳的少年少女関係
彼と彼女
図書室の隙間に割れた花瓶の音が響いてた
聴こえているのか聴こえていないのか
ページを繰る手は止まらなかった
彼と彼女
イヤホンの隙間に歪むギターの音が響いてた
見えているのか見えていないのか
目が合ったまま離れなかった
透明な想像 隠して...背徳的少年少女関係 (歌詞)
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dance beats never die
白い床に横たわっている凶暴は目覚めないままで
もっと身体を踊らせてよ 瞳孔も開ききったままで
本能が騒ぎ立てる横で出番を待っているのは誰?
今日を閉じ込めた明日に何を期待したらいい?
言うなればそう 虚偽もまた真実
聴こえているだろう? 賽の音
回る 回る...dance beats never die (歌詞)
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解毒
白い羽を夢に見たんだ
それは飛ぶためじゃなかった
夜は明けぬままもがき続けている
頭上に弧を描いて
息を殺して待っている
穢れた液体が全身を巡るのを
息もしないで眠っている
赤い感情の塊を
穴をあけて吸い出してよ...解毒 (歌詞)
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daydream sleepwalker
追い風を求めてる だらけきった思考の元で
今日も一日が世界を無視して過ぎる
死に場所を探してる 行く先も知らないままで
今日もこの身体は世界に無視されたまま
教えてよ 答えなんて知りたくないけど
答えろよ 終わりが来るならもう何だっていいよ
思考を放棄してく...daydream sleepwalker (歌詞)
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silence
迷子の手を取った
私の呼吸は迷ったまま
空から落ちる甘い音色に
見惚れて動けない
歌を歌う 誰にも聴こえないように
大丈夫 誰も気付いていない
いつかは気付く
少し先に待っているものなんて無いと
罪を犯す 誰にも許されないように...silence (歌詞)
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記憶喪失
僕は知らないんだ 本当のことは何も
その濁った目に何を見てる?
「アイシテル」って言われたって
本当かい? 信用できないね
ほら見ろよ 昨日のあの娘は
嘘みたいに オヤジに身体を売った
もう一度フラッシュバックした
あの光景からは誰も逃れられない
ららららら 歌を歌う...記憶喪失 (歌詞)
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(You're not) Guilty (But I am)
君は言った 何度も同じ言葉を
病気は血液みたいに 全身を巡って
手首から噴き出したんだ
いつのまにか聴こえた甘い言葉は
知らない振りをしてた
吐き気を催したんだ 気付かないままで
もう一度だけ繰り返していいの?
あの言葉は思い出せないけど...(You're not) Guilty (But I am) (歌詞)
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tripper
届いた言葉 見果てぬ合図
足音を埋めて何を求める
赤い海を泳ぎきれ
傷口から逃げ出せ
積み上げられた無意味な記号
聴こえた真意 聖なるこじつけ
赤い海で溺れきれ
傷口から逃げ出せ
あと少しだけ次の場所へ...tripper (歌詞)
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