小説・詩を投稿しました。 水面下のそこらへんでぷよぷよ活動中。 アレしたりこコレしたりで遠回りしています。 少し時間が出来てきたので、 何か活動をしようと思っています^^ ※小説を書くことを楽しんでいたときのものが ピアプロに残っていて嬉しかったです;; 今は小説ではなく、違う分野で活動をしようと思っています! よろしくお願いします^^ *アイコンは友人が描いたイラストをお借りしています。
プロフィールを見る作品に付けられたタグ
投稿作品19作品
もっと見る-
「あ~。」
机に向かう彼女は、絶えず先のとがったシャープペンシルを机にコツコツと叩いていた。
「あ~、あ。」
彼女の手は、絶えずシャープペンシルを動かしていた。
彼女は、体育館で表彰を受けていた。
なぜなら、シャープペンシルで机を叩き割るという偉業を成し遂げたから。
拍手が鳴り止まなかった。
僕は、...①「僕×彼女」
-
02.はなふぶき
<01>
鼻がかゆくて、鼻の穴に指をいれてかいていたら、彼が僕のまねをした。
彼は「痛い。」といいながら鼻をほじる。
「かゆいからしてるんだよ。」と彼にいうと
「キミの姿がおもしろいから真似をしてるんだよ。」と言われた。
「痛いのなら僕の真似はやめなよ。」と彼にいうと
「痛さよりも...カケライズム02
-
0.ペットという名のお客さま。
僕の「ペット」という言葉の定義
一、一緒に暮らしているということ。
二、大抵、ずっと家にいるということ。
三、僕がごはんを作って、あげる、ということ。
・・・このままだと、兄貴も僕のペットになってしまう。
だから、もう二つ、定義を加えよう。
四、僕の部屋にいるというこ...カケライズム
-
夢をみたんだ。
暗い部屋の中、ベッドで寝ている僕の横で、河童が寝ていたんだ。
河童と僕は、向かい合って寝ていた。
河童はまるで、僕の恋人(事が終わった)かのようにスヤスヤと寝ていた。
蛙のようなヌルヌルした緑の皮膚に、鳥のように硬そうな、そして薄汚い黄色い口ばし。口は半開きで、そこから漏れる息はまる...かっぱるんば
-
奇妙な関係だ。
駅で、車内で、僕と彼女は手をつなぐ。ただそれだけの関係。
駅では挨拶を交わし、手をつなぎ、僕が彼女におすすめの曲を教えてミュージックプレイヤーを貸し、彼女が「この曲いいね」といったあと黙々と音楽を聴いている。僕は暇だから他の考え事をしているか、ぼうっとしている。そして、電車が近づくと...車内アナウンス05
-
翌日、彼女の世界からおそらく「僕」の存在は消えたのだろう。
彼女は以前のような「1人の世界にいる彼女」に戻っていた。目も合わなければ、挨拶の返事もない。それからしばらく日が経っても、彼女との関係は変わることはなかった。だけど、変わったとするならば僕が彼女に対し恋をしていると気がついたことだ。確かに彼...車内アナウンス04
-
僕が降りる駅に着いたとき、彼女は気を使ってくれたのか本を読むことをやめた。
椅子から立ち上がる僕に彼女は言った。
「いってらっしゃい。」
まるで恋人のようで照れくさかった。
間を空けて恥ずかしながらも「いってきます」と言った僕の表情は、おそらく気持ちがそのまま出ていたんだと思う。僕の照れている様子を...車内アナウンス03
-
電車を降りてから彼女が僕のことを知っていた、ということを知った。無性に恥ずかしくなって駅から出た。
次の日の朝、彼女はいつもどおりホームの柱を握り、目をぐっと閉じていたけれど、赤いヘッドフォンを首にかていた。僕は彼女に声をかけてみた。昨日よりはだいぶ声をかけやすく感じた。
「昨日はありがとうございま...車内アナウンス02
-
駅のホーム。
僕はある人間を観察すると決めてから、今日で7日が経った。そこで分かったことをまとめてみようと思う。
観察対象の人間は、必ず赤いヘッドフォンでナニカを聞きながら、目をかたく瞑り、口をぐっと閉め、片手を握りしめ、もう一つの手をホームに建つ柱をつかんでいる。そして、電車が来て停止すると、ほっ...車内アナウンス
-
電車02
白い空間で、動物と人、ものが、それぞれ漂っていた。
一匹のネコが浮いていた。一匹のイヌが固まっていた。一匹のウサギがもがいていた。おたまじゃくしが歩いていた。ウーパールーパーが睨んでいた。金魚が団扇をあおいでいた。アリがカブトムシになった。蝶と蛾が手を繋いでいた。カマキリが切り裂いた。...電車02
-
電車01
僕は青々とした高原で寝そべっていた。
車掌のような制服を着た「お兄さん」が、僕に話しかけてきた。その人は、僕を見下ろしていた。
「お客様、そちらで何をなさっているのでしょうか?電車のご予約が入っているのですが・・・。」
なぜ、こんなところに車掌の制服を着た人がいるのだろうと不思議に思っ...電車01
-
「見切り発車」
僕が階段をかけ上がるとき、だれかが僕を追っていた。
目の前に線路が見え始めた。
後ろをふり向くと、列車が僕を追いかけていた。
必死に逃げる。逃げて、逃げて、逃げまくるボクっ!
じわじわ列車が迫ってくる!
線路と車輪が紡ぐ音。汽笛を鳴らす運転手。
誰かとボクの、重なる想いでほつれる...見切り発車
-
no-title
影を踏んだ。
きみの影を踏んだ。足をじたばたさせて、いっぱい踏んだ。
笑ってた。一緒にいると楽しくて、一緒に笑ってた。
ぬかるみの中、君の影をいっぱい踏みしめる。
雨降って、傘さして、君の影を、いっぱいいっぱい踏みしめる。
泥を踏んだ。たくさん泥を踏んだ。足をじたばたさせて、い...no-title
-
にゅーぺーじ。
つかれたと、いうことはつかれて、 、しまって、
きたっ たと は、きれいた いな ぎまで、
うない 来セ イ ギは、き れで、
うす っかで ぺ なジ深 去はウ ますらい 情は、ユウで、
あかい未は いな の愛 罪 、こぎ 時感 な、
あら い示過、無償たいに、
...にゅーぺーじ
-
おーるどぺーじ。
つかれたと、いうことはつかれて、、しまって、
きたないことは、きれいなままで、
うすぎたないセイギは、きれいな罪悪感で、
うすっぺらい愛情は、深いユウジョウで、
あったかい未来は、こぎたない時間のなかで、
あらいたい過去は、無償の愛に、
みにくい姿を、目で示し、
伝わらないギコチナ...おーるどぺーじ
-
「無題」
「俺のこと、殺してみろよ。」
見知らぬ誰かに、銃を投げつけられた。いきなりそんなこと言われても。
「なあ、殺してみろよ。」
「・・・あの~、どうすればいいですか?」
僕は、ここ一週間ほど、頭痛に悩まされている。たぶん、絶対、アイツのせいだと思う。銃を無理やり持たされて、それからずっとアイツ...無題