お茶葉

雨音が揺らす窓を開いてみたら
雨の匂いが流れ込んだ
音符の波はそっと静かに
僕の耳をくすぐるんだ
明日を探しに行こうとした
あの人は今なにをしてんだろな
今日だけはあなたと居させて
そんな言葉だけで良かったのに
溢れる 思い 僕はまだ
一歩 すらも 進めないのに...

希望だけ箱舟に乗せて
他は全部置いていってやろう
それで世界の終わりが来るなら
それは平和な世界の終わりで
僕らの日々の半分くらいは
きっと、消えてなくなるんだろな
核爆弾で世界を支配しました
武力で全てねじ伏せました
そんなニュースはもう疲れたよ
明日の天気予報はなんだったっけな...

遠くで煌めいてた夢
追いかけたら足がもつれた
届かないまま伸ばしたその手は
虚しく愚かな僕の心みたいだ
変わり映えのしない毎日でそれでも何かを見つけたくて
足元ばっか見つめてはなにもないってぼやいていた
君ってなにがしたいの？
そんな言葉は嫌というほど聞いてきたよ
周りの期待が重くてそれだけで歩みが...

もうあなたしか見えないなんて
切ないバラードに酔って
今日もネオンの光に誘われる
私は淡い淡いアゲハチョウ
赤いリップで口付けして
今日も夜景にJAZZで貴方を虜にするの
口ずさむHarmony甘く香るFlavor
今日も静かに思い寄せる
抱き寄せた温度で身体を温める
静けさに酔いしれて貴方の横顔を...

僕と君はさ正反対だよね
性別も逆で性格もサカサマ
君は陽気なのに
僕は根暗だね
でもそんな僕ら同じとこがひとつある
それはいつの間にか
二人の心に芽生えた
とっても小さな「愛」だった
ずっと一人で歩いてた気がした
でも実は隣に君がいて...

太陽が光放つように
月が満ちて欠けるように
僕が君を愛すように
君は僕を愛すのかな
だけどいつかは
君は僕をきっと嫌いに
なってしまうよ
だって僕は君と一緒に
生きれないのは
知っているでしょ...

消え入りそうな空の赤
二人の記憶を薄めていった
「このままいっそ消えていって」
私の中の君に話す
「僕もできるなら消えたいのです」
私の中の君が泣く
「僕がここに居るせいで
貴女がずっと泣いています」
本当はずっと笑いあいたかったのに
ずっと愛を紡ぎあいたかったのに...

いつだったかな
君の笑顔が僕の「記憶」
になってしまったのは
また僕はあの頃思い出して
空を仰ぐ。
花火の夜
君はベットの上で
ごめんね・・・。
一言つぶやいた
大丈夫だよ...