シーマの投稿作品一覧
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急いで眼鏡を拾い上げると、走りにくい砂の上を走って、少女のいる向こう側へ向かう。
砂丘を回り込むように走っていて気づいたのだが、彼女は砂の中にあるハッチのような丸い扉を開けて身を乗り出していた。砂の中に、何か埋まっているようだな。それこそ、大戦で使われた戦艦とかそういう乗り物の類だろうか?
ま...この世界の果てで 第1章 その2
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人生において、犯してはいけないミスというものはあるのだとしたら、オレが今まさに犯したミスはその手の類だ。それも、文字通り命取りと言われるぐらいの、大きな。
なんて事を考えている余裕はなかった。
オレは走った。砂に足が取られる。今は奴からとにかく距離を稼がなければいけないというのに。
くそっ、...この世界の果てで 第1章 その1
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