しの。

嗚呼、憧れの　ウエストきゅっと締まったビーナス
でも　誰もそんな水面下の努力　見ちゃいないね
嗚呼、軽やかに走り抜けてくあたしの
何処に視線が集まってんのか知ってるんだよ　おっぱいだろ
たまの休日　一人ぷらり
欲しかった服を買いに行くの
胸元にフリルがひらひら
腰に蝶蝶が可愛いの
言ったら売ってるキ...

愛を知らない大人には
とっておきの言葉が沁みかねる
欲しがり屋の僕は　そう
まるで卸したてのシリカゲル
お互いの「なりたい」に
難癖付け合ってはヘソ曲げる
たとえばそんな争いに
終止符を打つのは野暮なこと
透明な襟を立てて気取る
おしゃべりしたいのに　一歩引いて　(どうして向き合えない)...

か細い火花を散らして　君の指を照らそうと
足掻く姿は　そうだ　まるで私のよう
永遠に続いてくようで　あれよあれの間に消えていくでしょう
君が肩を抱いていたのに　泣いた
ほら　私の指が鎖骨に触れたなら
やさしさの意味を教えてよ
実際　私は　一人でも寂しくはないんだよ
まだ何処でも行けるから
震えて...

改めて　辺りを見やる
通りから　溢れてた傘　消えた
今日が雨だって　明日が晴れたって
明日は明日の風が吹くのだろう
君は僕にとって　僕は君にとって
そういう揺らぎがちなもんと　変わらないね
確かめて　境界線はどこで
僕たちを　違うモノだと　区切った
今日が雨だった　明日は晴れだって？
明日は明日の風...

絡まったまま使う　お気に入りのカナル型のイヤホンが
立ち上がった拍子に断線で　呼吸を忘れる
空回るわたしを　今から投げ飛ばして
なんでもかんでも　どうでもいいこと
飽きちゃう前に　やるだけ
いっさいがっさい　どうにもこうにも
止まんない　衝動任せ
あってもいいけど　なくてもいいよな
案外安物の服を
...

聞こえてくるのは　抗えない時勢のニーズ
冷たく投げ掛ける　選択の余地も無いくせに
ここらで終わると　願ってる　（付いてけないでしょ）
とっくに笑顔　引き攣ってる　（今のペースだと洒落じゃ済まない）
続けるのか　それとも　いっそやめちゃうのか
いってらノ　　　愛人　連れ合いに聞いてごらん
バカでしょ？...

リングが無いとなんか寂しい　はらはらしちゃう
終バス気にする度　「嗚呼、これがあれ」と　哂う
朝も昼も夜も　全然食欲湧かない
静かに消え入ろうなんて　思ったりもしてるのに
懲りずにまたもや　恋してる
描いちゃいけないね　君と過ごす未来
それが楽しければ楽しい程
凄まじい　そして強い　耐えられもしない...