タグ「イラスト募集中」のついた投稿作品一覧(34)
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この声を聞いてください
もう何も言いませんから
もしもあたしが夢を持てたなら
風に吹かれず済んだでしょう
もしもあたしが素直に泣けたなら
雨に打たれず済んだでしょう
鈍色よ どうかどうか受け止めて
帰る場所が見つからないの
いつか飛んだ鳥の影
追いかけてもいいでしょうか...無題
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視界を塗りつぶしていく
平穏と残像
食い潰される私の
手を引いて
満たされないままの小さな心は
この殻の中を転がり続けるだけ
それで満足?
願いは切り刻んだから
現実の投影
食い散らかした残骸...another suicide
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「目を閉じて
音をあげる
君だけしか
聞こえないよ」
「耳を塞いで
色をあげる
君だけしか
知らない色」
嗚呼 それは それは
果てのない孤独でした...世界箱
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窓枠の中
セピア色の香り
ふわりふわり
何しようかな?
時計の針 くるり
また回るよ
広くなった部屋で
微笑むんだ
切り取られた青さの向こう
きっと君はそこにいるんでしょう...Sunday
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歩いて曲がって躓いて
左を向いたら行き止まり
ちょっと疲れたから一休みして
疲れも取れて
また歩き出すんだ
どこに向かってる?
僕はどこにいる?
僕はここにいる?
ちょっと不安だな
走って迷って考えて...ソノサキ
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例えばの話
この世界に君がいなかったら
私はどうなっていたろう?
いずれにしてもさ
回りすぎて弾けとんだ世界は
今日終わる運命なんだ
逆らうつもりはないよ
終わりたいなら終わればいい
君と一緒だから
もう何も怖くない...Last Day
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このほしがひろいとかんじるのは
ぼくのとなりにきみがいないからさ
このほしがくらいとかんじるのも
ぼくのとなりにきみがいないからさ
ずっとずっとむかしに
はいいろのさばくでみつけた
ひびのはいったランプ
ふたりのおもいでつまってた
きみがいなくなって
はじめてよるがきました...lamp
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並べた言葉は本心(こころ)から
空っぽのままで宙を舞う
嘘吐きになれない僕なんて
ただの数合わせに過ぎない
冷たい窓の外から
形ばかりありふれて
傷つけない様にだけ 嗚呼
役立たずの感情は
無い方がよかったのかも
「さよなら」なんていらない...タイトル未定
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あなたの目に映る私は
どんな人ですか?
ふと視界を覗きたくなるけれど
怖くてやっぱりできないよ
どんなに私の中を探しても
欠点だらけの私しか見つからなくて
それでもまだ探し続けるのは
あなたに可愛い私を見てもらいたいから
自己分析結果構成中
泣き虫で負けず嫌いな私...自己分析結果出力中
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その一言は
深く突き刺さったまま
僕の心は
何処へも行けないから
逆らえない力に
逆らう必要もないよ
底にたどり着くまで
僕は落ちるだけ
忘れられない声に
涙が宙(そら)に浮かんでく...G
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繋がっていたい
そう思っているのは
私だって同じ
そう思っていたのに
嗚呼 どうして
嗚呼 いつから
私は引きずられていたのですか?
いつか貴方が結びつけた
小指に絡まる白い糸も
私の血で赤に染まるでしょう...赤い糸
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私は魚
元は人間だったけれど
青い海泳ぐため
足を潰してくっつけた
私は小鳥
元は人間だったけれど
青い空を飛ぶため
腕の皮を切り広げた
ただひたすらにあの色に染まりたいと思った
ただひたすらにあの色に溶けてたいと思った...白紙に綴られる少年少女の消失論
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私の世界は
窓の外の景色
雫が世界を
ゆらり滲ませてゆく
見飽きた景色の中
舞い降りた
汚れきった小鳥
物言わぬ鳥よ
何故お前は此処で
雨止みを待っている?...雨屋鳥
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赤く染まってく空を見上げた
涙も枯れてしまった
何を無くしても何を壊しても
どうでもいいと思えるんだ
羽ばたくための翼を
今は引きずることしかできない
もう何もかもを
信じることは出来なくなったけど
ただ確かなのは
最後に見たあの美しい世界...world end
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セーラー服が ひらり目を引く
あら?こんにちは 「初めまして」ね
可愛い耳を ぴくぴくさせて
その表情(かお)の下 とても醜いわ
汚れた服を 身に纏っても
輝きを増す アナタの瞳
夢を見てるの? 哀れなことね
きっと私達 交わることは無い
退屈な日常も 継母のお小言も
全部全部ミルクティーに溶かして...ネコカブリ//ハイカブリ
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星も疎(まば)らな夜明け前
貴女の顔がちらつくの
どうしようもなくて
ただ俯いてる
吐き出せない言葉は
貴女の幸せだけを
願ってるつもりだった
それでも・・・
強く強く抱きしめて
甘い甘い口付けを...ブラックサレナ
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その言葉の裏側は
いつでも僕を傷つける
分かっているはずなのに
いつも味わう喪失感
世界の崩壊の音がする
ああ このまま終わらせてしまえたら
僕は一人 涙流す
この涙もいつかは砂に変わる
何も知らぬ 君を想い
この空に祈りを捧げようか...Diver
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深い黒の中
一人佇んで
ここが何処なんて
考えなかった
誰もいない
この世界には
私だけが
いればいいんだ
誰のことも信じずに
誰のことも疑わない...kindness
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ああ 貴方の肉体(からだ)を求め
腕を伸ばすは愚かな者達
ああ 私が守ってあげる
今は静かに眠ればいいわ
甘い甘い蜜滴る
魅惑の果実は
深い深い森の奥の
私の家の庭にあるの
もぎ取らないで 青の果実は
穢れ知らぬ 天使のよう...林檎とナイフ
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自分を殺してあなたには何が残っているの?
私から見ればあなたはただの牢獄ね
さあ 手を伸ばして
自由になりましょう
あなたへじゃないわ
牢獄の中の夢見る少女へ
もう何もあなたを縛るものは無いわ
理性という名の手錠引きちぎった
欲望に満ちた身体震わせて
一人楽しく遊びましょう...欲望アリス
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a)夜中の1時 真っ暗な部屋
光るケータイ そこで目覚めた
何をしていた? 何を見ていた?
『新着メールは ありません』
b)無表情な文
伝わらない思い
ああ どうすればいいの?
s)たった一言が言えなくて
こんな物に 頼ってる
電気で動いてる この玩具(おもちゃ)は...電信恋文
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誰もいない受話器の向こう
問いかけた
「私はここにいますか?」
答えはNO
バラバラに砕け散ったビーズの指輪は
まるで未来の私みたい
誰もいない受話器の向こう
問いかけた
「私を知っていますか?」
答えはNO...Hello?
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「諦めないで」
その言葉だけを信じて
傷ついても すぐに元通りになるわよ
夢 希望 あなたへの想い 再生
「終わらせないで」
まだゴールを決めないでよ
再び拾い上げられるのを待ってるよ
夢 希望 あなたへの想い 再生
全てのものに終わりは無いよ
壊れては元に戻るんだ...ムゲンサイセイ
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今宵も街は光り輝く
眠る事を忘れたのかしら?
眠らないと始められないわ
絵本の中のあの物語
棺に横たわる
彼(か)の骸のように
安らかに清らかに眠りたい
薔薇のアーチを抜け
私の元へ 王子様
おんぼろ月明かり...タイトル未定
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逃げ切れた 逃げられた気になっていた
逃げたという事実から逃げられやしないのに
孤独の縁で
一人泣きじゃくる
下手な演技は
もう止めてくれよ
全て消えて 二人きりの世界
僕に助けを求めてよ
また君は逃げるのかい?
被害妄想 まだ続けている...escape
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最後の楽園を求め
私は旅に出る
灰色の世界
雁字搦めの毎日
人の目ばかり気にして
生きるのはもう嫌なの
制服脱ぎ捨て
荷物は無し
さあ 行きましょう
最後の楽園を求め...last paradise
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この世界に君がいて僕がいない
それが当たり前だというのならば
僕は君の幸せだけを願おう
昨日までの日々は
もう戻ってこない
知ってたはずなのに
今更傷ついて
一人で嘆いてる
君は見たくないんだ
灰色の空 泣いている...will
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光る 光る 無数の目玉
きょろり きょろり 私を見るよ
さあさ 今日も 誰かのために
悲しい 歌を 歌いましょう
絶望と恐怖に満ち溢れた
最低なこの歌に
多くの人が涙する
―涙するだけ
鳥籠の中の哀れな歌姫
翼は朽ちて 飛ぶ事忘れ...鳥籠の歌姫
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嘆きの森の奥深く
美しき獣住んでいた
人々に忌み嫌われて
孤独感じながら生きてた
友達が 欲しかった
一人きり 寂しくて
駄目だった 人間は
彼の食事となってしまう
人喰ラウ獣はいつも鳴いていた
「誰か 誰か 友達になって」と...人喰ラウ獣
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乾いた唇の隙間から
零れる言葉に真はあるのか
見えない偽りの檻の中
変わらぬ風景を見続ける
真紅の川の中
いつか見た風景と
ともに溶けていけると
密かに思いつつ目を閉じる
からくり人形が街を彷徨う
ぜんまいが錆び付き 折れるその日まで...嘘偽りと赤いからくり人形
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