タグ「鏡音リン」のついた投稿作品一覧(35)
-
指からこぼれた光の華つかめなくて
抜けたようなハルカゼ頬の雨を攫って走り去る
憧れていたあの姿、届くには遠すぎて
見様見真似で型取った。似ても似つかわない鏡の中で
テンプレート通りを繰り返す人形が
「望んだとおり成りましたか?」
彼に似た顔して尋ねる
トレス台の上で終わらない春を演じた
凝りに凝った...ハルカゼ
-
ハルカゼ
-
窓ガラス越しの空、映りこんだ人影
また来たのと呆れ顔わたし
今日も始まる二人だけの舞台
台本なしエチュード
飾らない言葉思うままに
私が話して相槌をうつ
君の顔に咲いた小さな花
エンドロールまで流れる、作りこまれた脚本の中で
僕の名前は最後にはなかった。途中で舞台から降りてしまう
たとえこの目からあ...六畳間エチュード
-
六畳間エチュード
-
誰もおらぬ宴席の間
注ぐ相手もおらぬ一人酒
嘘で塗り固められた器に並並と
注ぐ注ぐ駆け巡った
罵倒の声すら供に呑み込む
浴びせられた「お前のせいで」
その言葉を忘るるまで煽る
一期一会とも言いますが後ろ見ることも許されぬのか
水面に揺れた波紋は落ちた雫か涙か
「鬼の言葉、真に受けるな」...自己愛的パブリック
-
自己愛的パブリック
-
ムシトリナデシコ
-
雨上がり夜空
動き始めた人ごみの中
「はぐれちゃうから」と差し出す手少し赤い耳
空に咲いた花見上げるふりして
隣見たときにふと目が合った
照れくさくって目をそらして「綺麗だね」なんて声が重なって
夜空に上がってく三尺の光がパッと空を照らした
見惚れたふりして手を重ねる。煙に消えていったあの情景
黒い...サンジャクライアー
-
サンジャクライアー
-
踊る踊る騒ぎだすbeat
今宵は誰もが無礼講
ほら、らったった。らったった。
BPMを上げてって
足りない!足りない?から騒ぎましょう
老若男女も交わって
ほら、らったった。らったった。
用量ご注意ChemicalBeat
いつも通りの通勤路。時刻狂いなく特別快速
今宵も世界に異常はなくて...Chemical Beat
-
Chemical Beat
-
想像上の物語、その上で紡がれる儚き想いを
観測者たる君が観る。それがどんな最後でも
決して逃げるなその眼をそらすな
その先に待つ結末がキミの望まないモノだったとしても
それは知るべき事象なのだから
今、叫び始めた歯車が二つ影を取り込み混ざる
相容れぬ正義、ぶつかり合う二つの想い
Detective ...サヨナラノ鎮魂歌 Re/make
-
サヨナラノ鎮魂歌 Re/make
-
蟄居閉門
-
秋雨の想い出
-
♡♠暗い空吠える声に向かって
手を伸ばしたひとひらの光
「同じだよ、同じだよ」
にわか雨そこにだけ目を背け
♠暗く短い自分の世界。それが全てだと思ってました。
窓から差した光それすらも偽りであると信じて
♡外から見てたその場所は、とても、とても薄暗くて。
真ん中のそこ、聞こえた声に導かれるようにして...ヒトリオオカミ
-
ヒトリオオカミ
-
ふわり、とろける恋心!
ねえ、ねえ、ねえねえねえ!
明日はどこへ行こうか好きな洋服着ておめかしして
待ち合わせ15分前ちょっと寄り道してる君を待つ
ここからどこへ行こうか。待ってる時間ですら楽しくて
待ち合わせの5分前で慌てて走るキミ見て笑った。
半歩先進むキミの、空いた手をつかまえて
早歩きで前に...ふわふわ恋模様
-
ふわふわ恋模様
-
生受けた時から決まりきった役割
変更点などありませぬ
抱え、抱え、抱え、生きて
願うのは自由で、そのくらいの権利はあるが
それは与えられた役割と違いまして
載せた載せた台本(マニュアル)ひとつ
逸脱することなど許されぬ
与えられたものやりきって
死ぬまで演じるそれしかなくて
望む望む願いがひとつ...役割:自分≪Role to Mine≫
-
役割:自分≪Role to Mine≫
-
掴んで集めて合わないパズルの絵
どこからどこまでが同じ色だったでしょうか?
少しだけずれて無理矢理合わせても
どこか歪なその絵はまるで私のようでした。
掴んで拾って合わなくて仕方なく
鋏を一つ入れて不器用ながら合わせます。
ほらほらこれで合いました。
見て見てとても綺麗でしょ?
合わぬはずの色がほら...ちぐはぐらびりんす
-
ちぐはぐらびりんす
-
揺れる揺れる色彩の海
見染められた童がひとり
七色以上に色づいたそれを美しいと感じまして
それをもっと見たいと思い
海の底に飛び込みました
その世界は淡くて、綺麗で。
だから、染まりたいと思いました。果て無きぐるぐるとしたセカイ。
其処の底まで手繰り寄せ、飲み込みたいと切に。
この世界の色彩はなんて...シキサイコレクター
-
シキサイコレクター
-
雨が上がる空、騒ぎ始めた人ごみのなか。
はぐれないようにそっと裾に手を延ばす。
このまま時間が経たずに同じ景色をずっと見て
「あなたとふたりきりの夜空、見ていたい」なんて儚く願う。
夜空に上がっていく三尺の光がパッと空を照らした。
今だけはこのままでいいかな。心の奥にぎゅっとしまって。
また君と一緒...サンジャクライアー(旧)
-
サンジャクライアー(旧)
-
ららら、水たまりに一輪の花が
ゆらりゆらゆら水面にゆれていて
ららら、そこにある大きな木の下。
歩いていたらしずくがぽとりと。
夢を見て歩いてつまづきそうになっても頭のなか。
笑いかけるあの人が頑張れって言って
背中を押してくれたあの日。
今日もハレルヤ!明日もハレルヤ!
きっと楽しいことしかないよ...キミとハレルヤ!
-
キミとハレルヤ!
-
光射さない暗い部屋 窓から見える景色がとても嫌いで
あの場所に行ったこと、少し後悔してた。
僕ができること見つけたあの場所
まばゆいくらい煌めく小さな光に
背中押されて前を向けたよ。
だから、だから今度は。
僕がやらなきゃ誰がやるっていうんだ?
無謀なことは知ってる。でも、だけど。
1%でも希望があ...Hello To You.
1
- 2