seahorse2024

隣に住んでるオシャレなあの子は
都会から転校して来たばかり
着ている服も
テレビの中、出てきたよう
毎朝会っても
あいさつをするだけ
きらめく朝日に
照らされた
なびく髪が輝いて
だけど全く仲良くない...

穏やかな　春が来て
野に咲いた　蓮華草
菜の花を ミツバチが
飛び回ってる
寝転んで　見上げたら
雲の上　戯れて
二人して 渡りたい
虹の架け橋
長い冬　雪解けて
待ち侘びた　この季節...

子供の時から
ずっと一緒だったね
私の全てを
知っているあなた
こんなに近く
そばにいたのに
心は遠く
離れているの
もう手の届かない遥か彼方へ
私の知らない遠い世界へと...

気付いた時にはもう
とうに手遅れだったの
失くしてから分かるの
忘れようとして
記憶の彼方
仕舞い込んだとしても
心を許すそんな
瞬間に思い出すのよ
ふとした景色に映る
遠いあなたの面影...

岬から見える小島
ひと便だけのフェリーに
ゆられながら二人
秘密の楽園へ
白い珊瑚礁の果て
年に一度だけ浮かぶ
幻と言われる
伝説の砂浜
降り立った時
感じられたの...

ずっと一緒
いつもあなたと一緒に
過ごしてるのが
当たり前だった
学校帰りに
手を繋いで二人で
自転車押した坂道
空っぽのカバンに夢
一杯詰めて
語り合ったよね...

君に伝えたい
夏の終わりの気持ち
過ぎ去る季節懐しんで
思い出ばかりが
蘇ってくるよ
ほらそこまで
九月が足音立てて来てる
もうそこには
新たな秋がほら待ってる
君は覚えてる？...

君と夜明けのドライブ
何処へ行こうか
朝まで踊り明かしたけど
足りないよ
週末は始まったばかり
終わらない
これからしばらく
二人の時間
ハイウェイ乗り
インターチェンジの...

わたしの素顔を見て
あなたはどう思っているのかしら
イメージとは違うかもね
わたしのこと
嫌いになったんじゃない？
わたしの素顔と
あなたのイメージ
例え違う所があっても
愛し続けてくれるのかしら
アナタ、素顔、知ッテイマスカ...

気怠く
水平線走る
船眺め
オレンジに
染まる雲を
溶かしながら
沈む夕日
光る星
紫色の空
そよぐ椰子...

滴る雨音
囁きかける
頬伝う涙
慰めるよう
広がる波紋は
私の想い
あなたの元へと
届くのかしら
独り言呟いても
モノトーンの空に消える...

街を眺めて
煌めくネオン
カラフルな色
星々のよう
君の姿探してるうち
紡いだ光
輝く星座にかわる
流れ星を見つけた
願い叶えて欲しい
振り返ればそこには...

雨の日ばかり続いて
憂鬱な気分だけど
午後からは晴れそう
朝から土砂降りだったけど
二人出会ったのも
こんな日だったね
雨宿り中に
傘を差して
並んで歩く帰りの道を
肩が濡れても...

初夏の風受けながら
高原の径を行く
昔のような素直な季節
感じることが最近
少なくなったね
どれくらいの年月が過ぎたの
二人、変わったよねお互い
初夏の風受けながら
高原の径を行く
煌めく日浴びながら...

白いサンダル
はしゃいでる君の姿
横目で追いかけながら
微かに感じた予感
泡立つ波頭
まるで儚い未来を
暗示してる様で
切なく胸を締め付けた
美し過ぎる時の
煌めきだけ今も...

もうだめだ猫の子だなんて
言わないでどうかご主人様
お側に置いてて欲しいのら
一杯愛されたい
もう終わりだ猫の子なんて
言わないでどうぞご主人様
いつも側にいてあげるわ
ずっと愛してあげる
帰ってきたらお迎えするわ
ごほうびをちょうだい...