森山五月@湖の投稿作品一覧
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真実の代わりに
嘘を知りたがった少年
ガラクタの山から
一番光る言葉を拾った
傷つきたくなくて 傷つけたくなくて
目を塞いだ 耳を塞いだ
愛したくなくて 愛したくなくて
腕を結んだ 手を握った
ねぇ、ラミア どうしてそんな顔で
君は笑うんだろう 君は笑うんだろう...AimaL
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単純なこと 僕が居なくなっても
君はただ 君として生きて
単純なこと 君が居なくなっても
僕はただ 僕として生きていく
影みたい 頼りなく揺れる
その度に 強く握った手は…
気がつけば 僕の中で君は僕とすり替わって
一番の愛を いつも食べていた
いつかまた春になり 冷たさを忘れても
この空腹感は 忘...ため息のような
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正しい言葉と
嘘は実は紙一重
味気ない温度で
君の心中を炙り出す
殷々たる砲声を 陰々な世界へ
真昼間の淫雨も 遮るような
隠れた真実 閉じた瞼
さぁ召し上がれ! 矛盾の味を
舌の上転がす 甘美な笑みを
感じたらもう罠の中...ジャミジャミ
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西日が差し込む教室の端っこ
いつも机に突っ伏してた 彼は夕焼け
落書きに似た文字だらけの教科書
いつも床に散らかってた 彼の心片
知らないよ 私じゃないよ
知ってるけど 私じゃないよ
口裏合わせはお手の物
汚いのは意外と 大人よりも僕らかも
嘘の酷さも事実の安っぽさも
理解してもなお ナイフはまだ手...残酷
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頭の中でリピートするフレーズ
繋がって 君へ届く?
夢の中で描いた地図は瞼の裏
色弾けて 空へ放つ
憧れを今ここで 僕の音で奏でるSeoulsong言の葉を彩る君の声が
信じてる今ここで 君の音で広がるemotion二人の世界から爆音で 鳴らす
迷った日々も壊した希望も
抱きしめて 君に伝える
夢の...sing
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冷たい夜の海で 一人浮かぶの
当てもなくさまよう 海月の様
水面に映る君の 顔はいつだって逆さま
闇を照らす君を 照らす人は誰なの
伸ばした手は 海の月
飛沫だけ 涙みたいって一人
囁いた声も 上の空
遠い君へ 届かないってひとり
暗がり夜の海で 夢を抱くの
朝が来ても私は 海月の夜...うみのつき
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今日も 誰かと出会い
誰かと別れ また出会って
明日も 誰かと笑い
誰かと泣き また笑って
目が合ったあの人 すれ違ったあの人
みんな他人だって 不思議なもんだね
みんな同じ世界で 生きてるのに
同じ鼓動を 刻めないのはきっと
幸せの意味を 分かるように
大切の意味を 分かるように...only's
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薄暗い部屋 今日も一人 ピアノ弾き
ひざの上で眠るテディベア 忘れかけていた君の名前
怖くないよ 寂しくなんかないよ
指先で奏でる 一人ぼっちの世界
君が笑うなら
僕はどんな音だって奏でるから
君が喜ぶなら
僕はどんな傷だって飲み込むから
忘れないでいるから
僕はどんな音だって奏でるから...テディベアとピアノ弾き
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いつかの交差点で 見かけた面影
ずっと嫌いだった あの子の笑顔に魅せられたりして
向かいの喫茶店で 嗅ぎ慣れた香り
ずっと嫌いだった ブラックの臭いに背中を押されて
正しい?を 必死に正して
間違ってた?何て プライドが許さない
選んだ道に 後悔したくなくて
足掻いてみるけど 足掻くのも何か嫌で
ダ...矛盾
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ほどけた靴ひもにも もう慣れた
ぎこちない足取りも 夕方が好きだ
点滅する信号も 見送った
ブレザーの影はもう 白黒を越えた
追い抜こうかなぁ 考えてみたけど
何か子どもみたいだって 理由を作って
呟いた名前 振り向くはずも無いのに
期待して見つめる背中 触れられたら
見逃した未来 振り向いてくれる...signal
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探し物は 壊れちゃった
風の噂で 耳にしました
つり革は くたびれた影
落したのは 僕のほうか
夢覚めた 午後18時
焦げた空に 一つ光った
ほどけた靴紐を 結びなおす間に
何人の人が 僕の横を通り抜けただろう
手に入れた 模範解答になんか
僕の欲しいものは 書いてなかった...擦り傷
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1人ぼっちは 寂しいと
君は 言ったから
今日からは そうだね
僕と 2人ぼっちだ
空の下とか 広すぎるから
一緒にいる実感 沸いてこないし
「手、繋いでいいかな」
真ん丸い星で たっているから
不安定な足場 怖いのも分かる
すぐ後ろの方 倒れそうな時は...おれんじ