「さて始まりましたツッコミし隊! この番組では、私とリンちゃんがツッコミまくるトークをお届けします!」
「ツッコミまくりますよー」
「今回は『文章編☆6』ということで、この文章をテーマに、ツッコミトークをしようかと思います」
そうして、どこからともなくボードを取り出して、カメラに向けるミク。
「前回の放送5回目は、なかなか良い文章でしたなー。今回の文章も良いといいですなー、はい」
「・・・『彼は町の篤志家だ』、です」
「ほー・・・今度はその手ですか、リンさん次の手を熟考しますです」
「・・・リン、ツッコミし隊をやめるんですか? ボケし隊に行った方がいいと思いますよ」
「えー、ボケし隊は、ボケてばっかりでおもしろくないもんー」
「じゃあ、ツッコミして下さい」
「んー・・・」
「・・・呼吸をするように、ツッコミをしないとだめですよ」
「篤志家って何? 資産家とかそこらへんのやつ?」
「・・・そうですねぇ、似ているけれどちがうと思います。篤志家っていうのは、社会事業などに熱心な人のことを言います」
「へー、公共施設に勤めている人とかもそういうの?」
「・・・それは、公務員です」
「えぇ? そうなの??」
「何ていうか、篤志家という単語自体、難しいんですよね」
「そうだね。・・・ところで、テーマ文章のさ、彼って誰?」
「彼は・・・彼なんじゃないんですか?」
「質問に質問で返す。これを、質問返しといいます。要するに、ツバメ返しと同じ感じですね、はい」
「・・・」
「今回の文章は、いまひとつツッコむところが無いので、ちょいと厳しいですねー・・・。でも、そんなことにもツッコミを入れる。これは、私たちのポリシーとなっていますからね、頑張りますよあはは」
「・・・何で笑ったんですか、せっかくいいこと言ってたのに」
「なんかもう笑ってないとやってられなくなりまして・・・」
てへへと苦笑いするリン。
「あらら・・・」
「あ、ちょっと閃きました」
「何でしょう?」
「・・・その彼は、一体何歳なんでしょう?」
「えっ」
「20歳・・・ではなさそうですね・・・」
「うーん」
「では、30歳・・・でしょうか。いずれにせよ、10代ではないことは確かですね、はい」
「・・・30代後半から、50代前半でしょうか?」
「・・・・・・」
ミクの言葉に、リンはしばらくして、
「・・・やっぱ20代がいいと思いまs「リン、現実はちゃんと受け止めてあげましょうね」
「だってーさー、彼って表現だからさー、ついつい夢見ちゃうんだよー」
「妙な日本語使うのやめましょう。・・・夢を見るのはいいことですが、現実が無いと夢って見れないものですよ」
「ん? ミクって、何気に深いことをさらっと言うよねぇ」
「そうかなぁ・・・? あ、それではみなさんごきげんよー!」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ツッコミし隊! (文章編☆6)

こんにちは、もごもご犬ですこんばんは!
今日はなんだかこまごました作業ばっかりしているような気がします←

次回で、ツッコミし隊の話はひとまず終了となります、お楽しみに!

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投稿日:2010/11/07 13:14:03

文字数:1,172文字

カテゴリ:小説

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