『泣き顔』
                    花信

青い空に響きわたる白い雲に
どこかにいるきみをおもう
細い指にふるえながら触れたぼくは
泪をこらえるのがつらかった

きみの詠む 秋の物語
鮮やかに染まった 紅い稲穂のよう

なにを失くしても なににおびえても
たおれないつよさがほしい
だれを失くしても だれにすがっても
ぼくをそっと 温めてくれたらいいのに

言葉より なによりも
1秒でもいいから抱きしめていて
それがまた ひとつまえに
歩みだすチカラになるはずだから

ぼくを呼ぶ きみの物語
まるで生まれた時からそばにいたよう

過去を許しても あすを望んでも
かわらないつよさがほしい
一夜過ごすたび こころかわってく
ぼくはそれに はやく気づくことができていたら

言葉より なによりも
1秒でもいいからそばで微笑んで
それがもう 別離れ詩に
なることはぼくはわかっているから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

『泣き顔』

閲覧数:52

投稿日:2012/07/14 19:23:23

文字数:400文字

カテゴリ:歌詞

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