何処へも行かないで
なんて言えないから
良い子のフリして
遠くなる背中今日も
見送った

「早く帰れそう」が
「ごめん遅くなる」に
変わるのはいつものことで
寂しいなんてちっとも
思わなくなったらいいのに

冷えた毛布にくるまって
微かに残った君の匂い
無くならないようにね
強く抱きしめてる
こぼれた涙でできたシミに
君は明日も気づかないで
違う匂いを纏って帰るでしょう

何処かへ行っちゃうよ
なんて言えたなら
また目見てくれる?
そんな訳ないことは
分かってる

「ずっと好きだよ」が
手を握ることで
誤魔化されたりなんかして
愛してるの一言を
言ってくれるだけでいいのに

冷えた指輪をはめ込んで
僅かに保ったこの夫婦(かたち)
無くしてしまわないようにね
強く握りしめてる
こぼれた涙を隠す私
君はこれからも気づかないで
違う女(ひと)の家へと帰るでしょう

もう終わりにするよ
何度も思うのに
あの笑顔が貼り付いて
消えないんだ

冷えた指輪をはめ込んで
保ったものってなんだっけ

冷えた毛布にくるまって
微かに残った君の匂い
まだ無くならないように
強く抱きしめても
こぼれた涙でできたシミに
君は明日も気づかないで
違う匂いを纏って帰るでしょう

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シミ

閲覧数:81

投稿日:2021/11/12 13:33:26

文字数:531文字

カテゴリ:歌詞

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