玩具店の店主、カイくんとその周りで起こる日々の出来事を書いている、このお話。

とりあえず、書き始めてかもう2年くらいになります。
読んでくださっている方、ありがとうございます。

今回は、お話のイメージの下敷きとなっている「キャラクター」の存在と、
じっさいのヒントとなっているリアル世界(?)の元ネタを、少しタネあかししておきます。


●玩具店「キディディ・ランド」

・カイくんの勤める「キディディ・ランド」は、原宿の玩具店「キデイランド」がモデルです。
ここを舞台に活動する人は、クリプトン(・フューチャー・メディア)社の「ボーカロイド2」のイメージキャラクターと重ね合わせています。

・キデイランドでは、ワンフロアを使って、キャラクターの専門ショップを展開しており、そのライセンスを持つ企業が、ソニーの(元)関連会社になっています。

そこで、お話の中のキディディ・ランドでは、親会社として登場する「ハミングス」というメーカーで、ソニー関連の企業をイメージしています。

特に、ハミングスのやっている雑貨店「ナチュラル・ハウス」は、「ソニープラザ」という店舗をイメージしています。

ここで登場する人は、ボーカロイド・エンジンを使ったキャラクターを初め、クリプトン社以外も、ボカロのさまざまなキャラを重ねています。

・キディディ・ランドとハミングスを併せて、玩具(おもちゃ)文化、雑貨(グッズ)文化というものに携わる人たちの交流がメインになってます.。


●デザイナー支援

お話ではもう一つ、「手づくり」「モノづくり」という見方から、人々の生き生きとした交わりを描きたいと思っています。

・東京の上野に「台東デザイナーズ・ビレッジ」(デザビレ)という、デザイナー支援施設があるのですが、ここの入居者や卒業者たちが、小さいながら自分のお店を持ち、クリエイティブなモノづくりの輪を、少しずつ広げているのです。

話中では「UTAU」や「アクエス・トーン」など、いわば“手づくりの音楽づくり”をする人たちに注目。先に述べた「台東デザイナーズ・ビレッジ」の入居者たちと重ね合わせて書いてみました。


●モノづくりの輪の広がりへ

さて、そうした中で、いま特に「東京」のモノづくりに目を向けてみます。

中央区や台東区など、“江戸の香り”を残す「東エリア」に、いまアートのギャラリーや、個性的な雑貨店が誕生しています。
ここ数年、地元のモノづくりや職人の方々と交流し、活気を生み出しています。

・そこでこのお話でも、こうした“”手づくりのモノづくり”の動きを、“手づくりの音楽づくり”(...合成音声やCGMのことですね)と重ねながら、交流と輪の広がりに目を向けたいと思っています。

・そのために、これから少し登場が多くなる、4つの拠点(実際)と、お話でのキャラクター(ボーカロイド、UTAU、アクエス・トーン等)の例を挙げておきましょう。


◎輸入雑貨店「マルクト」
 中央区馬喰町にあるドイツ雑貨のお店。
...お話では、やはり「マルクト」として展開します。

◎雑貨店「SyuRo(シュロ)」
 台東区にある雑貨のお店。デザイナーズ・ビレッジの卒業生が経営。
...お話では、「ゆっくり」として展開します。

◎出版社「アノニマ・スタジオ」と雑貨店「in-kyo」
 東京・蔵前にある出版社とアンテナショップ。
...お話では、「サンセット・ギャラリー」と「ゆうひ」とします。

◎雑貨問屋「松野屋」
 東京に古くからある荒物問屋さn。
...お話では、「上海屋」として登場します。

これに、これまでのキディディ・ランドやハミングスが加わって、「モノづくり」の楽しさを描いて行けたらと思います。

もし読んで下さる方、お付き合いくださる方々、どうぞよろしくお願いします。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

玩具屋カイくんの販売日誌(100)タネあかしとこれから

閲覧数:83

投稿日:2011/04/17 17:57:47

文字数:1,601文字

カテゴリ:小説

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