【inS】
空中庭園で 君と 逢いましょう
惑う躯を 誘うわ 悦楽の天へと
ほら奏でた 現 幻も
刹那で堕ちて 消えてゆく ふたりだけの世界


【A】
愛してる そんな 言葉
在りきたり 馬鹿の 宴
涙 溺れたの 独りぼっちで

軋む胸 募る 想い
行ったりは 来たり 迷う
闇は 何処までも 広がっている

【B】
首を 吊り下げている
エデン 繋がる糸が
紅い その指先に
絡む パラディソス

【S】
翼鏡聖歌(アンゲルス)の 調べ 旋律で
揺らぐ視界に 惹かれてく 妖艶の華たち
委ねましょう 誓い 祈りさえ
未来を絶って 眠りゆく 太陽の歌声


【A】
探してる そんな 戯曲
星屑が 踊る 夜明け
咲いて 乾涸びて 悲劇の奇跡

痛む心 願う 宿命(さだめ)
憎らしい 愛の 逢瀬
傷は 何時までも 刻まれている

【B】
架空 描いた理想
バアブ 潜り抜けたら
蒼い その唇で
嘆く セミラミス

【S】
月下氷人(グラキエス)の 賛美 自惚れた
高鳴る鼓動 焦がれてく 奈落の舞姫に
囁いてる 迷夢 偽りは
此処では惨め 散れゆく 茨の這う方途


【C】
イグニスとフルメン 操る
悪魔が フロンスを枯らす
それをただ 見つめていたの
神のなすがまま


【S】
空中庭園で 愛を 確かめて
伝う唾液と 踊ろうか 身も心も全て
いま崩れた 理性 常識に
溺れたのなら 染まるだけ 貴方は戻れない





《ひらがなバージョン》

ホルトゥルスで きみと あいましょう
まどうからだを いざなうわ えつらくのそらへと
ほらかなでた うつつ まぼろしも
せつなでおちて きえてゆく ふたりだけのせかい


あいしてる そんな ことば
ありきたり ばかの うたげ
なみだ おぼれたの ひとりぼっちで

きしむむね つのる おもい
いったりは きたり まよう
やみは どこまでも ひろがっている

くびを つりさげている
エデン つながるいとが
あかい そのゆびさきに
からむ パラディソス

アンゲルスの しらべ せんりつで
ゆらぐしかいに ひかれてく ようえんのはなたち
ゆだねましょう ちかい いのりさえ
みらいをたって ねむりゆく たいようのうたごえ



さがしてる そんな ぎきょく
ほしくずが おどる よあけ
さいて ひからびて ひげきのきせき

いたむこころ ねがう さだめ
にくらしい あいの おうせ
きずは いつまでも きざまれている

かくう えがいたりそう
バアブ くぐりぬけたら
あおい そのくちびるで
なげく セミラミス

グラキエスの さんび うぬぼれた
たかなるこどう こがれてく ならくのまいひめに
ささやいてる めいむ いつわりは
ここではみじめ あかれゆく いばらの はうほうと


イグニスとフルメン あやつる
あくまが フロンスをからす
それをただ みつめていたの
かみのなすがまま


ホルトゥルスで あいを たしかめて
つたうだえきと おどろうか みもこころもすべて
いまくずれた りせい じょうしきに
おぼれたのなら そまるだけ あなたはもどれない