どれほど想っていても、焦がれていても。
私は知ってしまった。
この気持ちは、もう君には受け入れてはもらえない…
君と共有できた時間の一瞬一瞬が、まるで宝石だった。
どれほど時間が経っても褪せない輝き。私は何度だって誓える。
君を永遠に愛し続ける事。その笑顔を決して忘れない事。
けれど、君は違っていたんでしょう?
飽きてしまったの? 壊れてしまったの?
ねえ 君が隣に居ないと、私は笑う事さえ出来ないんだよ?
何度も何度も、君との思い出の場所に来ては涙を流す。
手を伸ばしても、この手は空気を掴むだけで…
夢に出てくる君は、笑っていた。
けれどその隣に居るのは私じゃなくて、“あの子”。
どうして どうして どうしてなの?
私じゃダメ。でもその子ならいいの?
顔だってそんなに良いワケじゃなくて。
特に優れた部分があるワケでもなくて。
誰も知らない君を誰よりも知ってるのは、その子じゃなくて私なのに。
こんなに会いたいのに、話したいのに。
ああ 神様はいじわるな人。
多くは望まない。欲しいのはひとつだけなの。
『好きだよ』『愛してる』―――もう一度だけでいいから、聞きたい…
会いたくて、愛しくて。でもそれが膨れ上がるほどに苦しくて。
そのたびに、君は遠い遠いところに行ってしまったって、実感するの―――…
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