『君のEcho』


キレイな花火
写真は…うー、う、うん…

大きな音に　耳もふさいだけど
パッと来た光に　浮かんだ笑顔にね

いつかって思った
笑顔かさねて

困ったりしそう　どうして見てるの？
また迷子になったら　浴衣の袖ぎゅっと持って
こきざみに　振ったりすんだ

かじった綿あめも持って
人波歩こう

今日は何した？
少し風邪ぎみ

向かいのお家　子犬産まれたよ
真っ黒なお鼻が　キラキラしててね
柔らかく暖かで　ふかふかしててね

もうおっきな目で　紅い庭見て
出たがるから　いつかね
近所の道リードを持って
お散歩へ連れ出して

おやつもお弁当も持って
一緒遊ぼう

白い息雪
らんらららん　らんらららん

水　浮かぶ　花火
木々　ふっ　って　浮かんで
さっと　霞んで　またたいて
繋いだ　足跡に　撒いて　揺れて
また　舞って　揺れて

ぎゅっと　結んだマフラー
溜息で濡れる

会いたい
もうこぼれる

明日は声聞けるかな
寂しいってまた言うかな

かな～！

回る見えない夜でも
灯る手に時数えて

まーた指重ねましょうよ

でしょ？
少しくらいね

どうして過ごそう
ゆっくり歩くデート？

楽し気に飛び跳ねる
音を運ぶ飾り彩るよう
街がふいに放った
舞った風の中

ずっと見たかったんだ

この目　今日映る

君を

笑顔の