盛岡の夜
一
川の流れる音さえも
耳に入らぬ橋の上
彼と彼女の二人組
わたし越すからどいてくれ
いいわあんなの恋じゃない
もっといいことがほかにある
盛岡の夜にわたしは一人
盛岡の夜の別れ歌
寒さで凍える白鳥でさえ
周りに仲間がいるのにね
二
いくら涙をこぼしても
何も変わらぬ中津川
いくら悲しみ積もっても
何も変わらぬ岩手山
今も昔も変わらずに
恋は心を蝕むの
盛岡の夜の寂しい灯り
私を照らすものはない
盛岡の夜にわたしは一人
「開運」なんてあほらしい
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