イチオシ作品
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月が照る夜にただ二人
手を取り合って歌おう踊ろう
熱い吐息が重なれば
月も照れだし雲隠れ
顔を赤らめ目をそらす
恥じらう仕草、色っぽくて
指を絡めて囁やけば
後戻りなどできはせぬ
後ろめたい恋
肌合わせ忘れちゃえ...月夜のダンス
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月夜のダンス
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峠超えれば遥かなる
恋しいふるさとたどり着く
里を離れて幾年ぞ
わずか十六親不孝
区界峠は降る雪の
白に埋もれて音もなく
里の眺めも変わりなん
今や我を待つ人もなく
区界峠
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区界峠
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辛いことばかりあった
明日が見えなくなった
何もかも嫌になった
もう生きたくなかった
死にたくなるような夜に
あなたの夢を見た
「ここまでよくやってるね」と
静かに笑ってた
幼き子供のように涙が止まらい
諦めてはだめだと静かに前を見た...死にたくなる夜
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死にたくなる夜
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月の影
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一
ヨットのマストを鮮やかに
真白く染める日の光
緑豊けき半島が
優しく包む銀の海
二
養殖筏に覆われた
恵みの海の磯の風
青く広がる海原の
波間に浮かぶブイの花...湾
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雨が降る港には鳥さえいない
人影も絶え果てた駅前通り
若い日の恋心燃やした街も
しぐれに濡れて灯りも消えた
あの日の思い出よ、消えたまえ
私はもう帰れない
久々に訪れた故郷だから
馴染みの人にも会うことはない
若いころ共にいた心の友も
私のように故郷を捨てた...過疎港
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一〇六街道山また山の
木々の緑の眩しさよ
隣に閉伊川清かに流る
我と同じく宮古行き
一〇六街道遥かな道よ
思い出残るこの道よ
澄みきる青空心も晴れて
笑顔こぼれるバスの窓
街から故郷へとつながる道は
いつも楽しい山の道...一〇六街道
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一〇六街道
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昔話をいいかしら?
昔々のとあるところに
地味で弱気で面倒な
寂しい人が暮らしてました
皆とうまくいかずに
傷つき傷つけられまして
人に仕事に生活に
悩み悩んで行き詰まり
あなたが今いるこの森に
誘われひかれて来たそうな...樹海にて
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一
爽やかな光溢るる
雲なき青空
日の丸の小旗が揺れる
並木の道よ
国民ことほぎて
歓呼は天を衝く
新たなる時代の幕が
ここに開いた
二...即位パレード
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一
川の流れる音さえも
耳に入らぬ橋の上
彼と彼女の二人組
わたし越すからどいてくれ
いいわあんなの恋じゃない
もっといいことがほかにある
盛岡の夜にわたしは一人
盛岡の夜の別れ歌
寒さで凍える白鳥でさえ...盛岡の夜
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歴史を伝う大煙突の
影を映して閉伊川流る
浜風そよぐ緑の堤
青空高く海猫は鳴く
友と語る窓辺の
美しい景色よ
窓の外に溢れる
青春の声
父母も眺めた故郷の空の
下(もと)で学べるこの身の誉れ...母校の窓
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夏至の雨