ボイス視点
「ノイズ、此処で待ってろ」
「兄・・・貴・・・行くつもり・・・なのか・・・」
「ああ、行くつもりだ。ノイズはまだ完全に回復してない。此処で待っていろ」
「ああ・・・分かったよ・・・。絶対に・・・ミユウさん達連れて・・・帰って来いよな・・・」
「分かったよ、ノイズ。絶対に、帰ってきてやる」

「ボイス君!ちょっと待って待って~!!!」
ララちゃんが俺を後ろから追ってきた。
「ララちゃん?どうしたんだ?」
「ボイス君!ミウウちゃんとリウウちゃんが、交戦してるの!」
「ミユウとリユウが?」
「うん、だから、悪UTAUが関連してると見て、私達も行く事になったの」
「そうか・・・」
「あ、でもおいしいところはボイス君がやってね。ミウウちゃんとボイス君は・・・ら「誰だララにこんな事教えたのは!!!!!!!!!!」
ララちゃんの言葉を遮ってルルが叫ぶ。
まあ、ララちゃんが言おうとしてた言葉は俺に一応分かったが・・・。
「じゃ、じゃあ、俺、行くな」
「あ、うん、じゃ、私達後で行くからね!」
俺は格納庫へ行った。
「ミユウ。絶対に・・・」

ミユウ視点
「リユウ!!」
【オネエチャン、リユウハ、ダメナノ。モウ、リユウノカラダモ、ジブンデウゴカセナイノ】
「自分で、動かせない?もしかして・・・!」
【リユウ、オネエチャンヲキズツケタクナイヨ!!】
「リユウ!」
【あれ~?こんな事してて良いのかな~】
「誰だ!!何処にいる!!」
【さあ~、何処にいるでしょう~。でも、君の周りは敵でいっぱいだよ~。味方を呼ばなくて良いのかな?】
「・・・・・・・・・・」
もう、ボクは駄目かと思った。でも
「ミユウ!!!!リユウ!!!」
「ボイス!」
ボイスが来た。
何で、此処は危険なのに。
【チッ、邪魔が入ったか。まあ良い、所詮一人だけだ。一人増えたって何も無い】
「そっちの敵は、こっちだよ!!」
【何だと!】
其処には、ララ達が居た。
【お前は誰だ!!】
「ボーカロイド亜種部隊隊長。鈴音ララ。私は貴方を許さない!!」
【ボーカロイド隊か、まあいい、全員まとめてやってやる!!!】
「サウ!」
「分かった、マイ」
「ルル!私達も行くよ!」
「・・・分かった」
「「いっけええええええええええええええええええええええええええええええ!!!」」
ララ達も戦いに参加している。
約二名が少し乗り気じゃない気がするのは気のせいではないと思う。
ボクも、頑張らなきゃ・・・。
「リユウ」
【オネエチャン、タスケテ、ゴメンネ、イツモ、オネエチャンニタスケテモラッテイテ、リユウ、ダメナコダネ】
「リユウは駄目な子じゃないぜ」
「ボイス・・・」
【ダメナコダヨ。リユウは、イツモダレカニササエテモラワナイト、ダメダカラ】
「リユウ、ボクは、いつもリユウに助けられてたんだよ。リユウが居たから、ボクは戦ってこれた。ボクは、リユウが居ないと、駄目なんだよ」
「俺もさ、大切な弟と約束したんだ。ミユウとリユウ連れて戻るってな。だから、ノイズとの約束を果たすためには、2人には俺と一緒に戻らないといけないんだ。そうしないと、ノイズに怒られるからな」
【オネエチャン、ボイスオニイチャン・・・・】
その時、リユウの機体に付けられていた黒い結晶が割れ、リユウの機体は落ちていった。
「リユウ!」
「ミユウ、いくぞ」
「ああ!!」

「ミユウは、ちゃんと、やってくれました・・・」
「良かったね。お姉さま」
「うん、私も、私の仕事をやるまでです」

【・・・操り人形が、操っていた者の手から離れた。まあいい、今日はここまでにしてやる。だが、悪UTAUは、いつかボーカロイドを滅ぼす。いつか・・・いつか・・・】
そういって、悪UTAU達は消えた。
「はあ・・・はあ・・・」

ボイス視点
「兄貴・・・」
「ちゃんと約束は守ったぞ」
「・・・ああ・・・」
「じゃ、今度は俺と約束な」
「?」
「ちゃんと元気になれ。それが俺との約束だ」
「・・・分かったよ・・・馬鹿兄貴・・・」

「ボイス、また、ボイスに助けられたな」
「そうか?逆に、俺が助けられた気もするが」
「ボイス、もうあんな無茶はやめろよ」
「え、俺、無茶してたか?」
「してた!もう、ボク、心配したんだからな。じゃ、ボクはリユウを見てくる」
「あ、ミユウ・・・。まあ、良いか」

「じゃ、エンジェ星へ向けて、発進しますか」
「あ、すっかり忘れてた・・・」
「あ、じゃないですよ!。皆さん、早くしましょうね、悪UTAUの真の目的を、見つけ出さないといけないんですから」
「でも・・・もう少し地球に居ないと」
「何でですか?」
「だって、まだ、ノイズ君の体調も良くないし」
「確かにですね・・・もう少し、残りますか」

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

歌姫戦士ボカロボット第24話

ふ~。一段落一段落。

次回予告
ミク「ついに宇宙へ行こうとした私達。でも、また悪UTAUが道を阻む。その時、私に異変が起こり、そして、ララの力も暴走して・・・次回「消失と暴走」悪UTAU・・・真の目的を言って!」

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投稿日:2011/11/03 11:19:41

文字数:1,972文字

カテゴリ:小説

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